...試験前に友達の意気昂然とした様子を見て、自分も頑張れた...
...彼女は自信満々で退職願を出したとき、意気昂然としていた...
...先生の講義を聞いていると、学生たちの意気昂然とした表情が見られる...
...プレゼンテーションに向けて準備をする彼は、意気昂然としている...
...新しい仕事に取り組む気力がなくなっていたが、友人の励ましにより意気昂然と取り組めるようになった...
...オルガンが鳴り出すと相島は昂然として腰掛から立上つたが...
有島武郎 「半日」
...デミトリチは昂然(こうぜん)として『貴方(あなた)は苦痛(くつう)を軽蔑(けいべつ)なさるが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...勇武秀いでゝ軍勢の數はた及ぶものなきを昂然として誇らへり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...昂然としてまた道を行くのであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...そうとは知らず、昂然として、筆を置いた児島なにがしこと雲井竜雄は、またもとの座に直ったが、不出来ともなんとも申しわけをするのではなく、自分の書いた賛を七分三分に睨みながら、主人の捧げる杯(さかずき)を取り上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...また辞職勧告ならもう少し昂然(こうぜん)と構え込みそうだし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...昂然として、何の恐れもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...支配人の私がそんなものを探すわけがあるでしょうか」半九郎は昂然(こうぜん)として頭を挙げるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貧弱な顏を昂然と振り仰ぐのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恁(か)う最う少し胸の透く樣な文句を利(き)いた者だぜ』痛罵しえて意氣昂然たり...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...彼の顔にいくぶん昂然とした暗さが横ぎつた...
原民喜 「二つの死」
...昂然と身ずまいする...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...このようなる益なき殺傷をいたしたものか存じよりがあるか」藤波は昂然(こうぜん)と叩頭(こうとう)して...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...黙って昂然として...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...あまりに昂然(こうぜん)たる意気に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」エルリングは昂然(こうぜん)として戸口を出て行(ゆ)くので...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...昂然と肩を聳(そび)やかして...
夢野久作 「線路」
...彼はたちまち昂然となると...
横光利一 「上海」
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