...試験前に友達の意気昂然とした様子を見て、自分も頑張れた...
...彼女は自信満々で退職願を出したとき、意気昂然としていた...
...先生の講義を聞いていると、学生たちの意気昂然とした表情が見られる...
...プレゼンテーションに向けて準備をする彼は、意気昂然としている...
...新しい仕事に取り組む気力がなくなっていたが、友人の励ましにより意気昂然と取り組めるようになった...
...――」藤井は昂然(こうぜん)と眉を挙げた...
芥川龍之介 「一夕話」
...」トックは昂然(こうぜん)と言い放ちました...
芥川龍之介 「河童」
...昂然(こうぜん)として何物にも屈しまいとする強さを私は明かに見て取ることが出来る...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...昂然と胸を反らした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...万事僕に……」と言って胸を叩いた時と同じような昂然たる一種の光彩を放っているごとくである...
高見順 「如何なる星の下に」
...昂然としてアンデパンであらん事を...
辰野隆 「芸術統制是非」
...帝国議会において、政友会の総裁および有力な代議士は、昂然として、「天皇即国家説」を述べた...
蜷川新 「天皇」
...二人とも江戸の生れだ」銅六は昂然としておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昂然として、何の恐れもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歸つた時刻は?」「戌刻(いつゝ)(八時)過ぎに來て亥刻(よつ)前に歸りました」染五郎は昂然(かうぜん)と應へるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昂然(こうぜん)とこう考えた...
原民喜 「永遠のみどり」
...」するとホエールが昂然...
牧野信一 「まぼろし」
...だから幕の終りごとに、感激した喝采の声がひびき渡って、何度も何度も垂れ幕が開かれねばならなかったし、時には指揮者がその席でうしろを振り返って、昂然とした、かつ嬉しそうな態度で、部屋の中へ向って挨拶をする必要さえあるくらいだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...「申上げたとおりです」正四郎は昂然(こうぜん)と云った...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...八束の昂然とした態度が思いだされる...
山本周五郎 「竹柏記」
...馬鹿なことを」昂然(こうぜん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...昂然と眼を挙げた...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...昂然(こうぜん)と笑って見せる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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