...試験前に友達の意気昂然とした様子を見て、自分も頑張れた...
...彼女は自信満々で退職願を出したとき、意気昂然としていた...
...先生の講義を聞いていると、学生たちの意気昂然とした表情が見られる...
...プレゼンテーションに向けて準備をする彼は、意気昂然としている...
...新しい仕事に取り組む気力がなくなっていたが、友人の励ましにより意気昂然と取り組めるようになった...
...――」藤井は昂然(こうぜん)と眉を挙げた...
芥川龍之介 「一夕話」
...別に追出したというわけではありませんが……」甚斎は雄鶏のように昂然と胸を反(そ)らせた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」大隅君は昂然と言った...
太宰治 「佳日」
...昂然としてまた道を行くのであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...ストレーカ殺しの犯人は捕まらんと断念されたんですか?」ホームズは昂然として...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...他方は昂然(こうぜん)天下の師を以て自(みず)から居る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...滔々(とうとう)たる天下その師弟の間、厳として天地の如く、その弟子は鞠躬(きくきゅう)として危座し、先生は茵(しとね)に座し、見台(けんだい)に向い、昂然として講ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...」あるいはまた昂然(こうぜん)たる言葉をも彼らは発していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...田山白雲が昂然(こうぜん)として肯定しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人とも江戸の生れだ」銅六は昂然としておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼の顔にいくぶん昂然とした暗さが横ぎつた...
原民喜 「二つの死」
...昂然(こうぜん)と廻れ右をして立ち去ったのは...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...すこぶる意気昂然たる体(てい)である...
久生十蘭 「魔都」
...やゝ疲れた彼を運んで来たのだった!彼は大阪の地区で精悍な仕事をして来た敗北と転向の大波が戦線にのしかゝろうとした時法廷で彼は昂然と皇帝を罵倒した危機の前に彼は屈辱を知らなかった彼は党のために彼の最も貴重な青春の期間を賭けた五年の拷問と苦役が彼のつんつるてんな赤衣からはみ出た長身をけづり立て彼の眼を故郷の鷲のように鋭くした私たちは元気に挨拶を交わしたおゝ...
槇村浩 「同志下司順吉」
...昂然(こうぜん)たるはじらいのうちに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...お初の昂然(こうぜん)たる気焔(きえん)を聴いて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」と昂然とした元気で命じたことがあった...
横光利一 「旅愁」
...このほうを撲(う)ったな」「撲(う)った!」昂然(こうぜん)と...
吉川英治 「親鸞」
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