...まるでその声の昂まる極み大空にまで舞い上るかのように...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...おのずから気の昂まるのを覚える...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...と思はるゝと悟空は胸の動悸が次第に昂まるのを覚えた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...枝勢ならびにその環境も大切であってこれが揃うて始めて一段とその価値が昂まる...
牧野富太郎 「植物記」
...虫の声声が昂まる...
横光利一 「夜の靴」
...求道精神の昂まる意志の前に...
吉川英治 「折々の記」
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