...特に道義の昂揚を掲げておるのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...昂(こう)じて来ていたのであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...しかして彼のごとく憤発激昂みずから進んでやまざるゆえんのものは自家頭上に禍福安危の応報あればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...趙子昂の書は自分に一籌輸けるやうだと自負して居る位である...
内藤湖南 「北派の書論」
...そこで昂奮がおのずから静まり...
中里介山 「大菩薩峠」
...昂然とかう考へた...
原民喜 「永遠のみどり」
...気がちがいかけたことがある」やはり昂奮しているのだとみえ...
久生十蘭 「蝶の絵」
...いつにない石田氏の激昂ぶりに恐れをなした千々子さまが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...變な昂奮や向う見ずや熱狂からではあつたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...物思いは御息所の病をますます昂(こう)じさせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...憤怒し激昂した人によっては正当に処罰せられたと思わないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女は自分の言葉で昂奮(こうふん)しはじめた...
山本周五郎 「風流太平記」
...主君の御癇癖も昂(たか)まるばっかり……取潰し結構...
夢野久作 「名君忠之」
...まず其許(そこもと)の名から承わろう」と昂然と云ってのけた...
吉川英治 「剣難女難」
...曹操の嫡子曹昂(そうこう)の霊をまつり...
吉川英治 「三国志」
...士気を昂揚することもできはしない」「いやいや...
吉川英治 「三国志」
...――その神性はいよいよ昂(たか)まるように...
吉川英治 「新書太閤記」
...激昂(げっこう)しているのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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