...昂然(こうぜん)として...
芥川龍之介 「偸盗」
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...高い精神の昂揚において初めてなされる...
高見順 「如何なる星の下に」
...M君の昂奮(こうふん)したふるえを帯びた言葉を...
徳永直 「冬枯れ」
...昂然と反り返りながら...
豊島与志雄 「狐火」
...その苦悩と落胆と欠乏と激昂と困窮と毒気と無知と暗黒との底から...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...年老いて筆力つかるれば看るものかへつて俗を脱したりとなし声価いよいよ昂(あが)るべし...
永井荷風 「一夕」
...自分が昂奮しても昂奮せず...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな場合でもけっして昂奮しないことはわたしも知っていましたが...
久生十蘭 「ハムレット」
...まるであの時分みたいに僕はこの小説を讀んで昂奮してゐる位なのだよ...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...威壓を加へれば加へるほど反抗(はんかう)の度を昂(たか)めて來た...
三島霜川 「平民の娘」
...昂奮(こうふん)して来て...
三好十郎 「胎内」
...昂(たかぶ)りすぎて気恥かしかった...
室生犀星 「野に臥す者」
...――昂軒が金沢城下を避けたのは...
山本周五郎 「ひとごろし」
...昂奮を感じずにはいられなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もしくは最も人の昂奮する国際問題なぞに対して行われた奸悪を向うにまわして超人的な活躍をするんだから...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...和田垣博士も僕も自然と気が昂(あが)つて乗つて見たく成つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...――その神性はいよいよ昂(たか)まるように...
吉川英治 「新書太閤記」
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