...これは政府の補助を受けなかなか旺(さか)んにやっておった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼の西洋崇拝熱は非常に旺盛になって...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...民間では出版物が非常に旺盛になつた江戸中期になつても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...旺盛な構想力なしには得られない...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...それらの人々は旺(さか)んに演説会を開いて自由民権の唱道をしていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼の尊ぶ所は深甚(しんじん)なる意気の旺盛(おうせい)のみ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「うわーう」旺然(おうぜん)として物の吼(ほ)ゆる声が起りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...『風流仏』や『一口剣』の創作旺盛時代から自然を愛する年配になり...
野村胡堂 「胡堂百話」
...製作力の旺盛なことは...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...血気旺(さか)んなゲルマン人を指揮者に選び...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...旺(さかん)な夏の風景が実に匂い立つばかりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...説教者にパウルノックスの元気旺せずんば是れ唯規(き)に因(より)て線を画くのみ...
山路愛山 「英雄論」
...すべて旺(さかん)な列伍を敷いて...
吉川英治 「三国志」
...営中の士気の旺(さかん)なる有様をそれとなく見せて歩いた...
吉川英治 「三国志」
...花項虎(かこうこ)の旺(きょうおう)などという猛者(もさ)もいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
...今の時代は宗教が旺(さかん)だといえるだろうか...
吉川英治 「親鸞」
...しかも十字軍的精神はここでも同様に旺盛であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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