...何でも旺盛(おうせい)な本が善い...
芥川龍之介 「彼」
...而して三は爾後三四日間活動最も旺盛にして...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...その頃の二葉亭は生活上の必要と文芸的興味の旺盛(おうせい)と周囲の圧迫に対する反抗とからして文学を一生の生命とする熱火の如き意気込があった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...からだのわりに旺盛(おうせい)な彼らの食欲は...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...それらの人々は旺(さか)んに演説会を開いて自由民権の唱道をしていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...老年に及びてその観察はいよいよ鋭敏にその意気はいよいよ旺盛(おうせい)となり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...現在も尚旺盛な創作熱にとり憑(つ)かれている人や...
中島敦 「章魚木の下で」
...先生が丁度洋行歸りの元氣旺盛の頃であつた...
西田幾多郎 「井上先生」
...橋のたもとにある一軒家の私達の居酒屋(サイパン)の前に旺んな焚火の火の手があがつて...
牧野信一 「酒盗人」
...若い生活力の旺な自分たちの生活への態度そのものの中に幼い子供たちをひっくるめて前進して行ったという感じがする...
宮本百合子 「親子一体の教育法」
...嘗て「青鞜社」の活動の旺であった時代...
宮本百合子 「含蓄ある歳月」
...そんな家庭にも絶えず旺(さかん)な物音がある所以(ゆえん)は...
吉川英治 「剣の四君子」
...旺に焚いている篝や燈火(ともしび)が雲に映じているのでしょう」魯粛が...
吉川英治 「三国志」
...若ざむらい達が旺(さか)んに笑う...
吉川英治 「新書太閤記」
...杜選(とせん)とそして陶宗旺(とうそうおう)の任とする...
吉川英治 「新・水滸伝」
...日に月に旺(さかん)になってきている...
吉川英治 「親鸞」
...旺んなホールの光景を見物しながら待っていたわけである...
渡辺温 「ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった」
...ところでその頃のフィレンツェには丁度トスカネリが四十代半ばの活気旺んな学者として生きていた...
和辻哲郎 「鎖国」
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