...軽い財布と山の空気につきものの旺盛(おうせい)な食欲にめぐまれていたからである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...諸團體の決議に據る抗議等漸く旺んなるに當り...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...あの頃のような旺盛な食慾を...
梅崎春生 「腹のへった話」
...植物の旺盛(おうせい)な繁殖(はんしょく)がすぐ道をかくしてしまう...
梅崎春生 「日の果て」
...それでいてまだ二十三の彼女よりもずっと精力旺盛であり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...教学的精神が最も旺盛なのは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...青春意気旺盛の頃一...
永井荷風 「小説作法」
...現在も尚旺盛な創作熱にとり憑(つ)かれている人や...
中島敦 「章魚木の下で」
...冬期の季節風の最も旺盛な時期に...
中谷宇吉郎 「雪」
...徳川時代には幕府の勢力はなはだ旺盛で...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...かの旺盛な軍國主義を滅してしまふであらう...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...ルペラ男爵も旺盛な食欲で夕食にありつき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...我々の旺盛で止めどのない欲望が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは夜明けの最も気力の旺(さか)んな時刻とか...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...また頭腦の營養みたいなものも一番旺盛に慾ばつて...
吉川英治 「折々の記」
...旺(さか)んな信長が乗り叩くには...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこは忽ち旺盛(おうせい)な日常生活の厨房(ちゅうぼう)や馬糞(ばふん)のぬかるみになった...
吉川英治 「新書太閤記」
...体力もまだ旺(さかん)なものだった...
吉川英治 「親鸞」
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