...旺盛(おうせい)に生きよ』という祝福を与えました...
芥川龍之介 「河童」
...先生の旺盛(おうせい)な活力も即座に萎微(いび)してしまうのであろう...
芥川龍之介 「毛利先生」
...私の限りなく旺盛(おうせい)なる淫慾を充(み)たさして貰っているのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...出版物は旺んになり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...残酷で情欲や肉欲の旺盛なカラマゾフ的人物が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...青春意気旺盛の頃一...
永井荷風 「小説作法」
...生活力が旺盛で何うにもならない町人達は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それをめぐってあらゆる「問題」がおどろくばかり旺盛な知識欲を刺激しつつこみあがってくるのが聞こえる...
服部之総 「加波山」
...旺盛なエスプリを失つてしまつてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...また俺は生れつき色慾の旺盛な方だッたが...
久生十蘭 「湖畔」
...旺(さかん)ですきよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頻(しき)りに闘志の旺(さか)んなところを示した...
山本周五郎 「雨あがる」
...目覺めると旺にぼくへ筆談を挑む...
吉川英治 「折々の記」
...士気旺(さか)んなものが感じられた...
吉川英治 「黒田如水」
...旺(さか)んにそう嘲(あざけ)り笑われていた時刻...
吉川英治 「新書太閤記」
...旗幟の旺(さかん)を見せつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...どかどかと焚火を旺(さか)んにしてくる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...殊(こと)に人夫は皆藤原村及小日向村中血気(けつき)旺盛(わうせい)の者にして...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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