...三月初旬なりしが...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...一月中旬寒気の厳しい日がつづいて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ただし来月上旬でいい...
大杉栄 「獄中消息」
...十二由旬(ゆじゆん)は日本道六十六里なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...九月上旬でなければ帰京しないと云うことなので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...致仕後の詩に「勧農総歴廿回春 馬歯俄然過二七旬一労似三羸牛倦二民用一飽如三老鼠食二官一雲南四郡看レ山遍 芸北三川度レ水頻 知道君恩無二極已一衰来還賜自由身...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...引き続いて九月中旬のアイオン台風による大氾濫を蒙ったわけである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...これで十月中旬來引きつづいての朝毎の喘息發作も一おう納るのだらうと思ふと...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...外事課は十二月初旬以来の来航者並びに在留外人の行動を一人ずつ虱つぶしに調査することになった...
久生十蘭 「魔都」
...旧暦二月も下旬になっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...エプロン姿は幾旬日かの間に...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...だいたいに八月上旬中...
柳田国男 「海上の道」
...七六風日待(かざひまち)と稲草祭(いなぐさまつり)八月の初旬に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...その中旬の或る日...
山本周五郎 「思い違い物語」
...もう二月下旬だし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...持主の死後、旬日ならずして、その馬が一勝し、また明日(この原稿をかいてゐるあした)は、再び、春の大障碍レースとして、もつとも晴々しい農林賞典の三千三百五〇メートルに參加する事になつてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...翌年の五月の下旬であった...
吉川英治 「親鸞」
...この三月の中旬に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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