...四月上旬(じょうじゅん)非職(ひしょく)の辞令(じれい)を受(う)け取(と)った...
伊藤左千夫 「老獣医」
...第五章三月初旬多数の被害民が請願のために上京した顛末(てんまつ)は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...妙子がほんとうに出歩けるようになったのは五月の下旬からであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私は六月の中旬しばらく山陰道の方の旅行をしていた...
近松秋江 「狂乱」
...*昭和九年の十一月中旬には東京の丸の内のところどころの柳が青々として風になびいていた...
寺田寅彦 「柿の種」
...しかし旬刊週刊等の発行によって個人個人にこの実験を不完全ながらも遂行する事が可能になったように見える...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...今これを書いて居る三月上旬は...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...とりあえず半旬平均をとって...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...五月下旬になると...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...旬報の批評を出して読んでみると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...東京附近(とうきようふきん)では三月(さんがつ)の中旬頃(ちゆうじゆんごろ)から五月頃(ごがつごろ)までに...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...貰ひの詩歌いろ/\寛延三年正月上旬...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...まだ九月中旬だというのに...
山本周五郎 「竹柏記」
...八月の下旬に出来あがったものである...
山本周五郎 「竹柏記」
...五月から六月の中旬まで照り続け...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ところへ十二月初旬までという約束で送り付けておりました或る連載物が...
夢野久作 「スランプ」
...その手から、情報が飛脚されると、内蔵助からは間もなく、(十月中旬、自分も一度、江戸表へ出向く)と云う返札(へんさつ)が一同へ宛てて来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それは九月の中頃から十月の初旬までで...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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