...冷(ひやや)かや湯治(とうじ)九旬の峰の月明治四十一年八月十七日 日盛会...
高浜虚子 「五百句」
...お目にかかったのも逝去数旬前の病床に於いてであった...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...イタリアの旅に数旬を費やした...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...―――ちょうど三月上旬の火曜日...
谷崎潤一郎 「細雪」
...琉球那覇港へむかつた六月二十八日頃までではなからうか? 七月の初旬には「吉田東洋傳」の寺崎志齋日記にみえるごとく...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...四旬節について申しますると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...爽かな三月下旬の夜明だった...
豊島与志雄 「人の国」
...外事課は十二月初旬以来の来航者並びに在留外人の行動を一人ずつ虱つぶしに調査することになった...
久生十蘭 「魔都」
...五月上旬から、六月へかけて、梅田コマスタジアムで「道修町」出演のため、大阪に滞在すること、約一ヶ月...
古川緑波 「このたび大阪」
...殆んど映画雑誌等は廃刊を命じられ(内務省)キネマ旬報も映画之友も今や危機に瀕してゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そののちたまたまひもといた雑誌「演芸世界」の明治三十六年六月下旬号に「大悪人の広告」と題する小出緑水氏の一文があって...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...おっしゃるとおり自分の気持だけで区切りをつけていたってはじまらないわけですから、もし七月につづけばはっきり夏休みにします、九月下旬までは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...咲枝も六月下旬からずっと入院...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...(三十四年十月上旬)故郷を離れたころ故郷を離れたころ故郷というものは...
柳田国男 「故郷七十年」
...ひとが電報まで打ッて厭じゃと断るものを無理に書けと言って寄こした旬報の曰くが「左記項目のうち御気に召した題を御選びの上御執筆下さいますよう茲に懇願いたす次第」と書いて題のところに「小説の映画化戯曲の映画化私感...
山中貞雄 「五題」
...九州帝国大学医学部精神病学教授斎藤寿八氏自室気付面黒楼万児宛┌───┐│ │└───┘地球表面は狂人の一大解放治療場九州帝国大学正木敬之氏談精神病科教室去る三月初旬以来...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「お齢(よわい)もすでに七旬(じゅん)を越されているのに...
吉川英治 「三国志」
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