...早急に此処(ここ)を引き揚げようとしているらしく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...早急に効果的な手を打たねばならぬ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...浮き上っているにせよ早急にせよ...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...自分自身で早急に方法を講ずる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そういう言葉は早急に発せられたものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは早急に手間ひまかけずに伐られた證據であった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...楠本男がさ様に早急に新聞社を手離したというのは...
中里介山 「生前身後の事」
...如何(いか)なる気象状態の時に降るなど早急に断定するわけにはゆかないのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...だが、裏長屋に住んで、袷をころしても、食ふといふにいたつては、初鰹の名に惚れすぎた結果で、早いとこをといふのが、早急になり、走りものずきになつた末期江戸人の病根で初の字が五百、鰹が五百なり初鰹女房日なしへいつけてる初鰹女房は質を請けたがりがよく諷してゐる...
長谷川時雨 「初かつを」
...早急に死体があがる見込みがないので...
久生十蘭 「肌色の月」
...そう早急にあなたをお帰しする訳にはゆきませんよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...早急にも「婦人問題はこれによりて解決されるだろう」と主張した...
平林初之輔 「人造人間」
...早急に何か手を打たないと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...『1)Anderson's Investigation of the Circumstances which led to Scarcity, Table, p. 40.『部分的経験から早急に一般的推論を引き出すことは常に危険であるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一国の国内経済をくさすような推論を早急に下すべきではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...うちあけて云うとこんな早急にお招きしたのは...
山本周五郎 「雨あがる」
...何ごとか早急にいいつけ終ってから...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとより自分はこの困難な問題が早急に片付くとは思わない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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