...八月二十日の早天(そうてん)に...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...油虫をうたふ二句・虫も食べる物がない本を食べたか・這うてきて虫がぢつと考へてゐる八月廿八日晴、早天、酔うて倒れこんできた樹明君はそのまゝにして出立...
種田山頭火 「行乞記」
...こんなお客が早天に飛び込んで来たからとて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この法師の早天暁の欠かさぬつとめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...毎朝早天の日課には...
柳田国男 「海上の道」
...すなわち正月十五日の早天に...
柳田国男 「こども風土記」
...八日は早天に晴れの衣を着て近き山々に行き...
柳田国男 「年中行事覚書」
...朝は早天から田におりて...
柳田国男 「母の手毬歌」
...この早天の間食を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ただ早天の鳴き声のみを賞美し...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...早天には普通百舌鳥の合間に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ある朝早天にふと気がつくと...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...私は早天に一の民家の脇を通って川原に下り...
柳田国男 「雪国の春」
...翌朝(てう)は殆(ほとん)ど赤道直下である程あつて早天から酷暑の感がする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...最早天命遁(のが)るる道はない...
吉川英治 「剣難女難」
...先生は今朝早天に出たまま...
吉川英治 「三国志」
...四日の早天には中(ろうちゅう)を出発するから...
吉川英治 「三国志」
...「丞相には、明朝早天、府を出られて、朝廟に会し、諸員と議せんと仰せられています...
吉川英治 「三国志」
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