...彼は早合点できない性格だ...
...勝手に早合点しないで、まずは相手の話を聞こう...
...早合点して失敗するよりも、迷ってでも正確な判断をするべきだ...
...この問題については、まだ結論を出すのは早合点だ...
...早合点しないで、事実を確認してから意見を述べよう...
...その代り諦(あきら)めのいいことはまず誰にも負けないし――といってこれは余り自慢になる性格じゃないが――しょっちゅう早合点(はやがてん)をして頭を掻(か)いてばかりいるのだ...
海野十三 「宇宙尖兵」
...よく幽霊を見て本当の人間が飛びこんだと早合点することがあるのでネ」「ほう...
海野十三 「深夜の市長」
...閣下はあまりにも早合点でいらっしゃるゆえ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私は実は早合点(はやがてん)をして竹内さんの好みで古代の服装でも真似(まね)て町内の行列へ這入ったのだと思ったことで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...早合点をしたようだ...
太宰治 「虚構の春」
...「ひとりで何を早合点しているのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...また早合点やあまりに主観的な自説を立てて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...物の理窟(りくつ)のよく分かる所に聚(あつ)まると早合点(はやがてん)して...
夏目漱石 「野分」
...即刻西丸下の屋敷を引払うものと早合点して...
野村胡堂 「礫心中」
...御本丸のことなのだと早合点したのかも知れない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「早合点どころか...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...彼等の事業そのものがすつかり徒労であつたと早合点してしまつた...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...飛び出してきてモートン氏だと早合点して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「いやだてばそう早合点をしちまっちゃ...
正岡容 「小説 圓朝」
...縫工その樹に昇り上から石を落すと鬼ども起きて互いに相棒の奴の悪戯(いたずら)と早合点し相罵り同士討ちして死におわる...
南方熊楠 「十二支考」
...さては露われたか定めて棗売りの仕返しだろうと早合点してその童子の側を通り...
南方熊楠 「十二支考」
...純潔でおかし難いと早合点してはいけない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...早合点をいたしておるな...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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