...ジェンダーフリーな女装をする男性を指す「早乙女子」という言葉がある...
...テレビドラマ『特捜最前線』で、主人公・早乙女千春を演じた女優・風吹ジュンが人気を博した...
...現在の福井県大野市早乙女町は、かつて加賀藩の旗本だった早乙女氏の居城跡に発展した町である...
...星野正治の小説『悪魔城ドラキュラ』シリーズに登場するキャラクター、リヒター・ベルモンドの日本名は早乙女リヒター...
...和歌山県信貴山にある星野リゾート「旅籠(はたご)」の一部客室には、早乙女さんがデザインした「和室」がある...
...早乙女のよさも永久に見られないのだらうか...
種田山頭火 「行乞記」
...飯ばかりの飯をかむ・おばあさんが自慢する水があふれる・いつかここでべんたうたべた萱の穂よ・笠きて簑きて早乙女に唄なく・笠をぬぎしつとりと濡れ・ふるもぬれるも旅から旅で・禿山しみじみ雨がふるよ・合羽きるほどはふらない旅の雨ふる・青葉に雨ふりまあるい顔六月廿一日暮れきるまへに帰庵した...
種田山頭火 「行乞記」
...このときの晴れの早乙女(さおとめ)には村中の娘達が揃いの紺の着物に赤帯...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...この日の神聖な早乙女に近よってからかったりする者は彼女達の包囲を受けて頭から着物から泥を塗られ浴びせられても決して苦情はいわれないことになっていたのである...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...通りがかりの武士が早乙女に泥を塗られたのを怒ってその場で相手を斬殺した事件があって...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...天文台の早乙女博士をはじめとし関口鯉吉博士...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...早乙女がかかってきましたが...
久生十蘭 「海豹島」
...五は「旗本退屈男」の早乙女主水之介...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鞋を解き足を洗ひ楼上に臥し晴間をも待たで早乙女の早苗取る手わざなど見やる折柄はした女あわただしく来りて汽車はや来れりいそぎ下り給へと云ふ...
正岡子規 「かけはしの記」
...明(あ)きの方から早乙女(さおとめ)が参ったといったり...
柳田国男 「こども風土記」
...駿河の無量寺(むりょうじ)の早乙女(さおとめ)の弥陀(みだ)だの...
柳田國男 「日本の伝説」
...どの早乙女(さおとめ)よりも美しく化粧し着かざって...
柳田国男 「母の手毬歌」
...早乙女(さおとめ)を一家の外からも頼んでくる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それは早乙女出稼(さおとめでかせぎ)という新現象である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...秋田県由利(ゆり)郡などの荘内(しょうない)の早乙女などは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...夕まぐれ煙管(きせる)おとして立帰り 去来泥(どろ)打ちかはす早乙女(さおとめ)のざれ 芭蕉田植の日は娘たちまでが昂奮(こうふん)して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...例えば早乙女には妊娠を喜んだ心持が述べてある...
柳田国男 「雪国の春」
...どこの町でも魚類売(さかなう)りは行商人(あきないにん)の花形役者(はながた)で……早乙女(あんにゃん)が採った早苗(なえ)のように頭の天頂(てっぺん)に手拭(てのごい)をチョット捲き付けて...
夢野久作 「近世快人伝」
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