...私は早々に礼をいって大連に渡るべく平壤の西方の港...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...早々に怪人城塞から立ち去らねばならなかった...
海野十三 「地球発狂事件」
...早々にお家を飛びだすと...
大阪圭吉 「香水紳士」
...早々に伊太利(イタリー)を離れた私達は...
谷譲次 「踊る地平線」
...御台やお局さまがたを早々におつれ申し上げて御自分の居城日野谷へたちのかれました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...そういうものはすこしもえんりょにおよばぬから早々に在所(ざいしょ)へ引き取ったがよい...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...浩造さまご夫婦は春早々に...
辻村もと子 「早春箋」
...女中達に云いつけて早々に食事の仕度をさした...
豊島与志雄 「叔父」
...早々にでも――」「七瀬殿は?」「もう...
直木三十五 「南国太平記」
...翌朝早々に兵馬は王子へ帰りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...前田の親分は納得してそれで早々に総監室を立出る...
久生十蘭 「魔都」
...私は早々に引きとつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...早々に退散する羽目になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ムーアが当日早々に気付いた表情だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...と早々に電話を切り...
矢田津世子 「父」
...用がすむと早々に...
吉川英治 「私本太平記」
...頭を冒されたのではないか――)×早々に引上げた私は...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...早々に小淵沢の宿を立つ...
若山牧水 「木枯紀行」
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