...来年になつたら早々にかへります...
伊藤野枝 「書簡 武部ツタ宛」
...早々に自分の部屋に引き上げ...
梅崎春生 「八ガ岳に追いかえされる」
...早々に女から逃れた...
高村光太郎 「珈琲店より」
...颯つとお顔色を変へて拝受の御酒盃を懐にねぢこみ早々に退出なされるのを...
太宰治 「右大臣実朝」
...早々に伊太利(イタリー)を離れた私達は...
谷譲次 「踊る地平線」
...正月早々に返事をするとは云って置いたものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...早々に処分するよう」庄吉の...
直木三十五 「南国太平記」
...(御帰国早々に、何事であろう?)吉之助は、自分達の謀が洩れたのだとは思えなかったし――そして、御帰国のその日に、恐らくは、国許の重臣達さえ、未だお目通りをしていないと思われるうちに、召出されたということに対して、何う考えていいか?――(然し、何か、大事なことであるには、ちがいない)廊下がつきて、一段高くなった...
直木三十五 「南国太平記」
...ついに面(かお)の色を失って早々に盆蓙をふるい...
中里介山 「大菩薩峠」
...早々に引下がると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...早々に引下がると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...というのは保子の嫁入した翌年の正月早々に...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...彼は早々にノズドゥリョフを追っぱらうと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...早々にその座を切上げて不体裁(ぶていさい)の跡を収め...
福沢諭吉 「旧藩情」
...早々においとまさせて下さいませ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...早々に退散する羽目になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...早々に退散します」タクシーをすっ飛ばし自宅へ戻った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...今晩早々に大騒ぎを演じたあの人物だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
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