...母がそういうままに早々に飯をすまして再び母の所へくる...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...早々に逃げ出したのですが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...早々にノオトを渡し...
田中英光 「オリンポスの果実」
...御台やお局さまがたを早々におつれ申し上げて御自分の居城日野谷へたちのかれました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...早々に研究報告を纏(まと)め上げ...
中島敦 「文字禍」
...早々に引下がると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...早々に市を発ってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...三郎 ならば早々に向かいます...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...早々に放免されよ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...早々に退散します」タクシーをすっ飛ばし自宅へ戻った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それにあの女は最高にかわいくて素敵で魅力的だし……」フロリゼル公は早々に退散した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...夕べ早々に退出されたとき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...留さん――(二人早々に出て行く)利助 何をしやがるんだ! 離せ...
三好十郎 「地熱」
...心もつかれはてた境に早々に行きつきたいだけでござる...
室生犀星 「花桐」
...入京早々にもと覚悟していた合戦もなく...
吉川英治 「私本太平記」
...早々に、伯耆(ほうき)船上山(せんじょうせん)のみかどの御本営へ、事のよしを使いにのぼせ、奏聞(そうもん)に達しおくぞよ」隆資のそばには、大塔ノ宮の家来、高間秀行、僧快全なども、その帷幕(いばく)を一つにしていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...早々に李逵を部屋へひきとって来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...早々に部屋を飛出した...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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