...僕は帰り早々民子のことを問うのが如何にも極り悪く...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...新学期早々(そうそう)...
海野十三 「新学期行進曲」
...そこで余は帰東早々これを碧梧桐君に話し...
高浜虚子 「子規居士と余」
...師匠没後早々にもこうした感情を少しでも互いに懐(いだ)いたことは悲しむべきことでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...身心がすぐれないので、早々帰庵...
種田山頭火 「其中日記」
...早々別れて戻つた...
種田山頭火 「其中日記」
...急用ができて樹明君は早々帰つて行つた...
種田山頭火 「其中日記」
...」「何ですて? 私が伊ーさんと逢曳してるって? 春早々人聞きの悪いことを言うもんじゃないわよ...
徳田秋声 「縮図」
...早々にでも――」「七瀬殿は?」「もう...
直木三十五 「南国太平記」
...早々立退きまするでござりまする」一息にこれだけの弁解をしてしまったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついては仰せの通り明日早々...
中里介山 「大菩薩峠」
...「だけど御正月早々御前さんも随分好い面(つら)の皮さね」「好い面の皮鯉(こい)の滝登りか」先刻(さっき)から傍(そば)に胡坐(あぐら)をかいて新聞を見ていた比田は...
夏目漱石 「道草」
...それから早々(そうそう)本文を読むさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...早々棄てなさい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...元日早々こんな事が言へるものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘は二月早々婿を取ることになつて居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから早々と真面目に床に就いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...で、その夜のこと、一同のいる席で、「ここへ助けられて来て、早々にまた、わがままを申すようですが、どうしても自分はもいちど、世間へ行って来なければなりません...
吉川英治 「新・水滸伝」
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