...本年に入って早々から...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして夜が明ければいくら結婚早々でも...
橘外男 「蒲団」
...イージーゴーイングな自分に鞭ちつゝ早々帰庵した...
種田山頭火 「其中日記」
...早々出立、ぶら/\歩いて南へ、南へ、うらゝかすぎるうらゝかさだ...
種田山頭火 「道中記」
...コーンも来る早々から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...早々にでも――」「七瀬殿は?」「もう...
直木三十五 「南国太平記」
...早々刀を引き候え」逸見を囲んでいた門下の連中は...
中里介山 「大菩薩峠」
...早々辞し去るかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...いろいろ用意のうえ、正月早々、裏道から、赤沢を経て登山したわけ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「客商売の家が、元日早々、障子を裏返しにしておくという法はないよ」「フーム」ガラッ八は鼻の穴をふくらませました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今晩早々に私に会われた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...元来帰国早々可申上候処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やあ是は早々と御精が出ますな……とにやにや笑ってる...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...早々旅へ急いだ罪はどうかご寛容ねがいたい」「いやいや...
吉川英治 「三国志」
...用がすむと早々に...
吉川英治 「私本太平記」
...……そう致されよ、早々、お支度されよ」と、促(うなが)してやまず、「新六郎、これへ」と、座中の侍を呼び、意をふくませて、さらに、そのことをすすめたが、お市の方は、否とのみ、面を振って、どうしてもここを去らなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...新年早々、お詫びするわけ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...と云って金の調達は早々(はやばや)に出来ず...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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