...で早々纏(まと)めてまた動き出す...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...ダブリンに到着する早々...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...早々に女から逃れた...
高村光太郎 「珈琲店より」
...ともかく上陸早々襲撃せられるまでも何はともあれ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...歸宅早々私を呼ぶから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...早々にでも――」「七瀬殿は?」「もう...
直木三十五 「南国太平記」
...かりそめにも、このくらいのことで、自分で自分の始末ができず、宿へついて早々、人の世話になるということの、いさぎよくないのを恥辱として、兵馬は、北原賢次が再度にやって来るまでに、少なくとも床を離れていなければならないと感じました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ソウスルト早々御用モ下ルシ...
中里介山 「大菩薩峠」
...夏は濃霧にとざされていることが多く、秋になると、早々に雪がきて、全体が白一色の世界になってしまう...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...出京早々から肩を入れてくれた久松町の医者某が...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...三月早々薩藩士堀仲右衛門(ほりちゅうえもん)上書にあわせて宮崎司のペンネームで国臣から秘かに筑前藩主の手もとへ差出した建白書の草稿は...
服部之総 「志士と経済」
...それも早々に店を閉してゐた...
林芙美子 「浮雲」
...だから――明 俺あ、俺あ、兄きとはちがうんだ! 俺あ、来年早々、志願して出ようと思ってるんだ...
三好十郎 「その人を知らず」
...来春早々福山表引越被仰付」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まッたく知らない事が多いんで……何しろ今年の正月早々...
吉川英治 「江戸三国志」
...――玄徳、近ごろ天子に奏請して、南陽を攻め取らんと願い出ていると」「むム」「また、一方、玄徳が方へも、再度の勅使を立て――袁術、朝廷に対して、違勅の科(とが)あり、早々、兵を向けて南陽を討つべしと、詔を以て、命じます...
吉川英治 「三国志」
...兵部から、その通知があったので、上野介父子(おやこ)は、すぐ新居へ身を移す事になったので、その一行は、旅の装いを解く間もなく、清水一学に従って、着府早々、今夜の任務に就き、そのまま松坂町へ止まるようにという旨を兵部から受けていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...新年早々、お詫びするわけ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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