例文・使い方一覧でみる「早」の意味

...早速ここへ引き立てて来い... 早速ここへ引き立てて来いの読み方
芥川龍之介「杜子春」

...小鳥達は早く出て芸当をやり度くてたまらぬらしく... 小鳥達は早く出て芸当をやり度くてたまらぬらしくの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...大事なのは早稲田と慶応とであって... 大事なのは早稲田と慶応とであっての読み方
戸坂潤「社会時評」

...尤も三津浜には早くより不充分ながら砲台が出来ていて... 尤も三津浜には早くより不充分ながら砲台が出来ていての読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...お茶にはおそし晩餐（デナー）には早し... お茶にはおそし晩餐には早しの読み方
夏目漱石「三四郎」

...「今朝早く、鼬鼠のケーブを着た」番頭は、手で遮った... 「今朝早く、鼬鼠のケーブを着た」番頭は、手で遮ったの読み方
久生十蘭「墓地展望亭」

...彼はもう一時も早く別れてしまひたかつた... 彼はもう一時も早く別れてしまひたかつたの読み方
北條民雄「道化芝居」

...」純子ちやんは玄関に入るが早いか... 」純子ちやんは玄関に入るが早いかの読み方
槇本楠郎「母の日」

...早くしなせえ... 早くしなせえの読み方
三好十郎「斬られの仙太」

...此改称は早く榛軒在世の時に於てせられた... 此改称は早く榛軒在世の時に於てせられたの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...こんどはいやに早かったな... こんどはいやに早かったなの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...早くにげ出すひつようさえあった... 早くにげ出すひつようさえあったの読み方
柳田国男「母の手毬歌」

...けれどもさきに早飛脚で申上げましたとおり... けれどもさきに早飛脚で申上げましたとおりの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...早くも、徳の部下は、西門を内から開いて、味方を招き入れた... 早くも、徳の部下は、西門を内から開いて、味方を招き入れたの読み方
吉川英治「三国志」

...「早く歩かねえかよ... 「早く歩かねえかよの読み方
吉川英治「私本太平記」

...伏見の町には早い灯（あか）りがポツポツ戦（そよ）ぎだしている... 伏見の町には早い灯りがポツポツ戦ぎだしているの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...母は早くも私を待ち受けて出て来た... 母は早くも私を待ち受けて出て来たの読み方
魯迅佐藤春夫訳「故郷」

...翌朝は早く松原湖へゆく筈であったが余りに大勢なので中止し... 翌朝は早く松原湖へゆく筈であったが余りに大勢なので中止しの読み方
若山牧水「みなかみ紀行」

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