例文・使い方一覧でみる「早」の意味

...私（わたくし）としては一時（とき）も早（はや）くこの瀑布（たき）の竜神様（りゅうじんさま）の本体（ほんたい）を拝（おが）みたいばかりに... 私としては一時も早くこの瀑布の竜神様の本体を拝みたいばかりにの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...恐しい程の早さで道が後ろの方へ飛んで行くやうに思ひましたよ... 恐しい程の早さで道が後ろの方へ飛んで行くやうに思ひましたよの読み方
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...「わたし、待つてるから、早く歸つて、ね」と、敷島... 「わたし、待つてるから、早く歸つて、ね」と、敷島の読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...早く名前を読めばいいのに」これもだめであった... 早く名前を読めばいいのに」これもだめであったの読み方
海野十三「火星兵団」

...杜はずっと早く釈放せられて... 杜はずっと早く釈放せられての読み方
海野十三「棺桶の花嫁」

...早々退場だ」男賊は女賊を促して... 早々退場だ」男賊は女賊を促しての読み方
海野十三「すり替え怪画」

...それは黒トカゲや早苗さんや明智小五郎とは... それは黒トカゲや早苗さんや明智小五郎とはの読み方
江戸川乱歩「黒蜥蜴」

...早苗さんがかい」「そうですよ... 早苗さんがかい」「そうですよの読み方
江戸川乱歩「黒蜥蜴」

...「針箱の抽斗（ひきだし）に膏薬（こうやく）がありますから早く……早くして下さい」「焦（せ）くなよ」「まあ焦（じ）れったい... 「針箱の抽斗に膏薬がありますから早く……早くして下さい」「焦くなよ」「まあ焦れったいの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...元日早々こんな事が言えるものか... 元日早々こんな事が言えるものかの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「さア、早く言つて了へ... 「さア、早く言つて了への読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...お京は、しかし、早くから、眼がさめた... お京は、しかし、早くから、眼がさめたの読み方
火野葦平「花と龍」

...主人は早く草でも刈つてきれいにしたいが何分にも人手がないのでとか何とか言ひわけをすると...
平野萬里「晶子鑑賞」

...決して私は早く失望してしまつてはならない... 決して私は早く失望してしまつてはならないの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...早目にＯ村に出かけた... 早目にＯ村に出かけたの読み方
堀辰雄「楡の家」

...帰国早々知り合いより口上なしに苧麻（おあさ）を贈りて... 帰国早々知り合いより口上なしに苧麻を贈りての読み方
南方熊楠「十二支考」

...そこにたいていは早く成長する梅... そこにたいていは早く成長する梅の読み方
柳田国男「雪国の春」

...その後に尾（つ）いて、「――早く、早く」と、湧井半太夫と、青砥弥助とは、駕を急（せ）き立てて、たッたと駈けだした... その後に尾いて、「――早く、早く」と、湧井半太夫と、青砥弥助とは、駕を急き立てて、たッたと駈けだしたの読み方
吉川英治「無宿人国記」

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