...実際食事を旨く食はして呉れたらその他の事は知らぬ顔をして見過してもいい...
薄田泣菫 「茶話」
...外からどんどん木を打(ぶ)つけて……旨く仕事は運んでいることだと思っておりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...話が結局旨く運ぶかどうか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「たださえ去年の秋から商売の方も旨く行っていねいのに...
橘外男 「蒲団」
...喫っては旨くないから)老婆は庖厨へ戻って...
田中貢太郎 「地獄の使」
...「旨くいったな」「うむ、旨くいった」と、赤鬼も鉾を襖に立てかけた...
田中貢太郎 「地獄の使」
...旨く統一がとれてゐない...
田山録弥 「小説新論」
...旨いものを食つたから旨いものも旨くなくなつたり...
田山録弥 「脱却の工夫」
...これはしかしさう大して旨くない...
田山花袋 「日光」
...ちっとも旨くないのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...どうしても旨くゆかないやうな場合に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...味は旨くもなかった...
正岡子規 「くだもの」
...あるいは旨く鞦韆(ぶらんこ)を御して遠い物を手に取り...
南方熊楠 「十二支考」
...これを旨く拔いてくれたら己は死ねるだらうと思つてゐる...
森林太郎 「高瀬舟」
...ひょいとまた旨く出来る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...思召どおりに旨く馭しましたでしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...旨く取ってあります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかも稗粉ほど旨くは無いのが悲しいといふ意味であつた...
柳田國男 「食料名彙」
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