...例えば料理屋抔の庭にある便所で袖垣根や植木で旨く隠くしてある様なものを見られ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「まあお兄さんさう初めから旨くは參りませんよ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...お前の事だから旨く遣る事とは思つてゐるが時々氣になつての」斯く言つて全く安心したやうに心地よく笑つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...余り旨くもない栃餅を食べるものはなくなった次第です...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その次に同様の趣の処はちゃんと前例によって旨くやってある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかし何うも旨く行かなかつた...
田山録弥 「西鶴小論」
...この山中の燒畑で穫れたものほど旨く思つたことはない...
田山花袋 「日光」
...自分に慾があつたら旨く出来るものではありません...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...食べる物も旨く思わなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今度は事があまり突然なので旨く行かなかったが...
夏目漱石 「行人」
...「あいつは旨(うま)そうだね」「なに根っから旨くないんだ...
夏目漱石 「明暗」
...おらたちの小麦がとても旨く捌けねえと思ひなさるだね?」と何処か小さな町からでもやつて来たらしい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...井荻は後ろから蹤(つ)いて来てあなたが旨く主治医さんに言い含めが出来る自信がおありなら...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...話が旨く運べば、あすのうちに帰って来られるのだが、どうかするとあさってになるかも知れない」櫛をふいていたお玉は「あら」と云って振り返った...
森鴎外 「雁」
...こん度は旨くない...
森鴎外 「金貨」
...旨く圧(おし)を利かせて下さって難有うございます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...)鍵が旨く先生の用に立ってくれれば好(い)いが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...きっと万事旨くいくだろう...
矢田津世子 「凍雲」
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