...近頃は毎日君のお蔭で麦酒(ビール)は買はずに飲めるが辞令を出して了へば...
石川啄木 「葉書」
...飲めるのかい?」「ええ...
梅崎春生 「幻化」
...あの先程被害者の細君が話した「若僧震え上(あが)って了(しま)った」とか「今夜は久し振りに飲める」とか言う二人の間の密やかな会話を覚えているだろう? あの会話は...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...とにかく一本は飲める...
太宰治 「禁酒の心」
...飲める間に飲んでおくがよからう...
種田山頭火 「行乞記」
...胃の工合がよくなつて酒が少し飲めるやうになつた...
種田山頭火 「其中日記」
...彼となら酒も飲めるし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...酒もあの頃から少し飲めるようになった...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...ここらあたりは少し飲めるかも知れません」道庵がその尾について...
中里介山 「大菩薩峠」
...一杯飲めるな」「え?」「これで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...成程わりに飲める...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最高級のワインも好きなだけ飲める...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「僕にもその酒が飲めると好いんだがね...
牧野信一 「街角」
...膝ぐみで酒が飲める身の上になれたのだからなあ――江戸中切ッて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いまは飲めるようになったとかきいている...
山之口貘 「酒友列伝」
...おれとしてはこれなら飲める...
山本周五郎 「寒橋」
...二剣菱を抜いて、「うむ、これなら飲める...
吉川英治 「松のや露八」
...うちで待っているほかのものが飲めるように...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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