...市子のお酌で飲める訳だね...
石川啄木 「菊池君」
...貞造は一生涯朝から刺身で飲めるんですぜ...
泉鏡花 「婦系図」
...ソーダ水でもチョコレートでも飲めるのだということを...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...「今晩は月がひどく佳(よ)いから、面白く飲めるね...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...飲める井戸は数ヶ所しかない...
種田山頭火 「行乞記」
...ウソもカネも多いだらう!小郡駅待合室汽車がいつたりきたりぢつとしてゐない子の暑いこと・ふるさとの或る日は山蟹とあそぶこともして飲めるだけ飲んでふるさと・酔うてふるさとで覚めてふるさとで・ふるさとや茄子も胡瓜も茗荷もトマトも・急行はとまりません日まはりの花がある駅・風は海から冷たい飲みものをなかに七月二十八日晴れて暑い...
種田山頭火 「其中日記」
...そして飲めるだけ飲んだ!(といつたところで...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてその晩は金さんも飲めるだけ酒を飲ませられた...
豊島与志雄 「少年の死」
...その井戸の水だけは飲めるそうで...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...御酒が飲めるほうで...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...飲める尿は空缶で受け...
久生十蘭 「ノア」
...飲みたい漁師は誰でも飲めるように置いてあるのだが...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...あんなに彼が酒を飲めるのを余は初めて知つた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...そのジヨツキに一杯位ゐなら苦もなく飲めるよ...
牧野信一 「舞踏会余話」
...飲める酒だとか――口先ばかりで酒飲み見たいなことを喋舌つて...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...今夜一ぱい飲めるぞ」と...
宮原晃一郎 「動く海底」
...二十銭の会費で豚のロースに牛の舌の寄せ物にレモンのゼリーにビスケットに手軽なチョコレートケーキに紅茶が飲めるという事を広く世人(せじん)に知らしめれば忽(たちま)ち世間の流行となって茶話会の弁当はサンドウィッチか冷肉料理になりましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...「あんたお酒が飲めるの」「パパのお仕込みですもの」とかなえは答えた...
山本周五郎 「季節のない街」
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