...毎日あんな旨いものが食えるといいねえ」「老酒(ラオチュウ)もおいしかった...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...牛肉も旨い」と舌を鳴らして食つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...もう十日の余もこうして場所を換えては飲み汽車の中では飲みして酒に爛(ただ)れ切った喉には今更変った話があるというでもなければ酒の味が旨いというのでもなく...
橘外男 「生不動」
...この秋はかなり旨い商売ができるだろうとか...
橘外男 「蒲団」
...食事の相当に旨い事...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...「芳ちやん、旨いねえ、」浪花節の若衆はちつとそれに眼をつけた...
田中貢太郎 「蛾」
...『朝酒といふものは旨いものだ』こんなことを言つて...
田山花袋 「朝」
...先生旨いからな、口が……』『虎之助君の時のやうに、旨く乗せられたつていふ訳ですな』『あれほどもないけども……』『君も損をした一人ですか』『まア、少しは損をしましたな』かう言つて栄輔君は笑つた...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...一片の旨い氷を口に入れてもらう...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...これ旨いから、一枚食べて見たまへ...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...受合ってただじゃ話しっこない旨い口なんだからね」とまた恩に被(き)せる...
夏目漱石 「坑夫」
...その皮の裏を吸うのも旨いものである...
正岡子規 「くだもの」
...ただ珍らしいものが旨いという事になって...
正岡子規 「くだもの」
...槙(まき)の実も旨い...
正岡子規 「くだもの」
...旨(うま)い、実に旨い、雑煮がこんなに旨かったことは今までない...
正岡子規 「初夢」
...とても旨いものができるようになったのであります...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...あそこが女も一番好いのがいるし、ビイルも旨い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...2185どうせ旨い酒なんぞはなさそうですから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??