...鏡のような彼の両眼までも取り換えることは出来なかったのである...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...二三日置きにフンシの砂を海岸まで取り換えに行き...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...東京の町とロンドンの町とを一瞬間に取り換えることもできる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...電池が悪いかと思って取り換えてもすぐいけなくなる...
寺田寅彦 「断水の日」
...夫々に特有な感覚能力の自然的な質の上の相違は無論取り換え難いものではあるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...然し主治医を取り換えることは道義上...
豊島与志雄 「生あらば」
...その外に先生御自身の描かれた小さい絵が時々取り換えられて一枚ないし二枚位掛けられてあった...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...それで又挟木の数を増すか又は取り換える必要が出て来る...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...三度自分で取り換えただけであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...錆(さ)びると新しいのと取り換えられねばならない...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それ/″\取り換えっこして...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...古くなった屋根板は克明に新らしいのと取り換えてあり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この憂は種々の仮面(めん)を取り換えて被る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...他のと取り換えるからって言うのに...
森本薫 「みごとな女」
...着物を取り換えて自分の代りに本当の美紅姫を寝台(ねだい)に寝せて逃げて行くつもりでした...
夢野久作 「白髪小僧」
...もうソロソロ蝋管(ろうかん)を取り換えちゃどうです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...生命(いのち)と取り換えにするほどなものではない...
吉川英治 「私本太平記」
...一時的な「天下人」の虚名と取り換えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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