...して見れば玉は取り換えた方が...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...時々「どうじゃな! これはよくできたと思うんじゃが一つ飾ってみといて下さらんか! 飽きればまた取り換えて上げるじゃで!」と秘蔵娘でも貸してくれるように汚ねえ野良着(のらぎ)でヒョコヒョコと植木鉢を提(さ)げて裏口からはいって来る...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...往復の通路とをいろいろに取り換えて...
谷譲次 「踊る地平線」
...二三日置きにフンシの砂を海岸まで取り換えに行き...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...せんだって四つ目垣の朽ちたのを取り換えたとき...
寺田寅彦 「破片」
...「そのうち追々取り換えるんだね...
徳田秋声 「仮装人物」
...この推移は併し単にテーマを取り換えただけではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...氷嚢の氷を取り換えたり...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...サッパリしたのと取り換えましょうね」「でも...
久生十蘭 「キャラコさん」
...湯タンポがぬるくなったから取り換えるがよかろう...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...古くなった屋根板は克明に新らしいのと取り換えてあり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...卵と白墨の角を(おと)したのと取り換えて置くと...
森鴎外 「あそび」
...他のと取り換えるからって言うのに...
森本薫 「みごとな女」
...使いわけると云っても取り換えるだけの事だから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...太閤記の十段目ぐらいの話じゃなか」「仁三郎が黙って合点合点する内に、夫婦で指輪(いびがね)ば、取り換えたが、あの時も、可笑(おか)しかったぞ」「うん...
夢野久作 「近世快人伝」
...万平は株券と札の束を取り換えた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...大方あとで取り換えたものであろう...
夢野久作 「暗黒公使」
...そうして銃身の撥条(バネ)を墨汁(すみ)で塗ったヒューズと取り換えておいたのです...
夢野久作 「暗黒公使」
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