...昨日の無礼を詫び『今後叮嚀親切を旨として乗務致します云々(うんぬん)』とある...
辰野九紫 「青バスの女」
...あまり旨くないフランス語で...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...何か旨(うま)い物がたべたいなア」と...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...牛乳の方も旨く行かないので...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...この著者の本旨は必ずしも絶対に名利を捨てよというのではなく...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...旨く油の乗った所を...
夏目漱石 「それから」
...今までの論旨(ろんし)をかい摘(つま)んでみると...
夏目漱石 「私の個人主義」
...使者をもって互に祝著同心の旨を告げたとある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...そうすると坊さんが言うには「今のお話しのうちの意志の自由を打消すという事は吾々の宗旨で平生いう所の他力信心に似て居る」というた...
正岡子規 「病牀苦語」
...旨く遣らなくては行けない...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...それは私の方が旨くても困りはしません...
森鴎外 「Resignation の説」
...現在ではもうその趣旨を忘れてしまった人々が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...この法被は貰ったんだけれど番号を改(か)えるのが面倒だから売る』と云いたるを以て三十銭に買い取りし旨を答えたり...
夢野久作 「暗黒公使」
...偽(にせ)綸旨が流行(はや)り出した...
吉川英治 「私本太平記」
...佐女牛の深夜の門を叩いて令旨をつたえたところ...
吉川英治 「私本太平記」
...旨(むね)をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...渡りあがつた向うの山蔭の杉木立の中に在る旨を教へて呉れた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...その編纂の主旨にもとづき...
和辻哲郎 「孔子」
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