...彼は「北国の雪をはらうて京へ上りしより一度も敵に後を見せず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...『あしきをはらうて救けたまへ...
石川啄木 「赤痢」
...誰にはらうんですか」「誰にって...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...本船の積荷を売りはらうことは...
海野十三 「火薬船」
...人殺しの方に加はらうと...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...郵税をはらう値打ちのある手紙は生まれおちてから一...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...やがて朝日が霧を追いはらう頃には長老のみが池の上にふみとどまり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...屑物屋(くずものや)へはらうつもりで承知してしまったのだが...
太宰治 「虚構の春」
...だれが銭(ぜに)はらうんじゃ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それに金をはらうのである...
中井正一 「脱出と回帰」
...それではらうことにしました...
新美南吉 「名なし指物語」
...手はらうまちずむのいたみ...
萩原朔太郎 「磨かれたる金屬の手」
...鼻の先にとまりかけた蠅を手ではらうといつもの不得要領な調子で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...わたしは自分の金ではらうことができないから...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...其子孫が椙原氏(すぎのはらうぢ)だと云ふことになつてゐる...
森鴎外 「椙原品」
...逐いはらうために吾八は鉄砲を持ってとび出して行った...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...さらにはらう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「――あらゆる犠牲をはらうとも」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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