...もう旧著としては入手困難な本も、ネットで中古品を探すことができる...
...書店で新刊を買うよりも、旧著を古本屋で手に入れる方が安く済むことがある...
...この論文では、旧著における宗教的表現の影響について論じている...
...本屋で旧著のコーナーを見るのが趣味で、最近は隠れた名著を見つけた...
...日本の古典文学や哲学、思想史を学ぶ上で、多くの場合旧著の理解が欠かせない...
...しかるに、この最近二十年間、全国周遊中、各所において妖怪の実験談を直接に聞知せるもの、または研究会員より妖怪の新事実を報告せるもの、または地方の有志者より新聞雑報の切り抜きを寄送せるもの、および自ら実地につき探知せるもの等、数百項の多きに達したれば、これを収集選択し、また旧著中、明治維新後に起こりし妖怪事件十余項を抜粋し、合わせて百三十項を得、新たに『おばけの正体』の書名の下に上梓(じょうし)するに至る...
井上円了 「おばけの正体」
...そうして古谷君の旧著『オイケン哲学の批難』なる著書は...
辻潤 「錯覚自我説」
...私の『科学論』に於けるシステムだった(このシステムは旧著『科学方法論』の頃から持っていた形式に従っている)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...但し絶版にした旧著『現代のための哲学』中から...
戸坂潤 「思想としての文学」
...旧著『冬を越す蕾』から二三採用されたものがある...
戸坂潤 「読書法」
...旧著からも少しく再録せねばならなくなった...
豊島与志雄 「随筆評論集「文学以前」後記」
...大正二癸丑(みずのとうし)の年春三月小説『すみだ川』幸(さいわい)に第五版を発行すると聞きて荷風小史すみだ川序わたくしの友人佐藤春夫(さとうはるお)君を介して小山(おやま)書店の主人はわたくしの旧著『すみだ川』の限定単行本を上梓(じょうし)したいことを告げられた...
永井荷風 「すみだ川」
...依りてまづ泣菫子が旧著を取出して一読せしが思ふところ直に筆にしがたくして休みぬ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂主人和田氏来りて旧著の再梓を請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此日たま/\これ等の旧著を把つて閲読加朱せむとするに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此日全集第三巻に当つべき旧著冷笑を校訂す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...褥中旧著冷笑を校訂す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...そのうちで私は五年前の旧著「ロマン派の音楽」に書いたことをもう一度繰り返して...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一応私の旧著「ロマン派の音楽」で試みたが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...旧著『詩の原理』に詳しい解説を述べておいた...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...偶々席上にて旧著『円朝』へ題句を求められた砌りには...
正岡容 「寄席風流」
...もっとも緑波君自身はこの旧著のことを言われるのがたいそう嫌いだから...
正岡容 「わが寄席青春録」
...旧著の不精確であったのが愧ずかしいというようなことを申し送ったのであった...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
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