...その蚤の市は古着や旧物が豊富だ...
...古道具や旧物が好きで、よく古い骨董市に出かける...
...祖母が部屋から出ていくと、旧物コレクターだった祖父の作った時計がうるうると光った...
...取っておいた旧物の洋服を着て、レトロな雰囲気を楽しむ...
...ネットオークションで、自分の持っていた旧物が高値で売れた...
...悉(ことごと)く旧物を捨てて新らしきを求め出した時代である...
淡島寒月 「明治十年前後」
...旧物に対する蔑視(べっし)と...
淡島寒月 「明治十年前後」
...あらゆる旧物を破壊して根底から新文明を創造しようとした井侯の徹底的政策の小気味よさは事毎に八方へ気兼(きがね)して※咀逡巡(しそしゅんじゅん)する今の政治家には見られない...
内田魯庵 「四十年前」
...大政維新……大政維新とはあらゆる旧物に束縛されることなく...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...旧物を破壊しなければ...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...こうして彼はあくまでも旧物理学の機械論的範疇に止まるか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...旧力学乃至旧物理学の破産をさえ口にしたものであった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一度御地の旧物を訪わんと存候えど...
豊島与志雄 「恩人」
...自己と関係のない旧物に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はそれらの旧物から脱しえなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...旧物を脱却すること能わざる者なり...
福沢諭吉 「学者安心論」
...固く旧物を守りて志業を変ぜず...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...かえって旧物を失うて...
福沢諭吉 「徳育如何」
...次の旧物は「幡随院長兵衛」に定めようと話す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...従来あり来たりし旧物一切破壊して悔ゆることなかるべき危険思想を注入す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...故跡旧物を破壊して土俗を乱して得るところは狸一疋くらいに止まる...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...古い古いと自国を自慢するが常なる日本人ほど旧物を破壊する民なしとは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...村人がひき続き旧物を敬愛するには少しも差し支えがない...
柳田国男 「雪国の春」
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