...旧式なお上(かみ)さんも歩いている...
芥川龍之介 「上海游記」
...それから旧式な天幕...
石川欣一 「可愛い山」
...図‐22図‐23旧式なニューイングランドの習慣で育てられた者にとって...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その全部が頭髪を旧式な方法で結んでいたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...僕のは極めて旧式なシャープで...
石川欣一 「比島投降記」
...其の時私はそれをホテル・ド・ルウロオプで掛りの医者の態度と其の旧式な考へとに帰した...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...その壁には、旧式な、石炭をたく大きな暖炉が切ってあって、暖炉の上の大理石のたなに、金の彫刻のあるりっぱな置き時計がおいてあります...
江戸川乱歩 「大金塊」
...ひどく旧式な蓮根式のあのピストルがチャチだったのか...
高見順 「いやな感じ」
...万事に旧式な本家では...
谷崎潤一郎 「細雪」
...明治時代を偲(しの)ばせる旧式な洋館であったせいか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...だが仮にギャング団という意味をごく露骨な旧式な意味にだけとっても今日の右翼団体にはギャング団にすぎないようなのがある...
戸坂潤 「社会時評」
...或る旧式な教育者か成金か貴族か...
豊島与志雄 「微笑」
...たいてい旧式な辻馬車(つじばしゃ)の上段にいっぱい立ち並び...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...嫂(あによめ)は斯(か)う云ふ旧式な趣味があつて...
夏目漱石 「それから」
...ボートの艫に小型のモーターをつけた旧式な機外船が...
久生十蘭 「肌色の月」
...そんなときに長兄は、茨城県に棉畑を奨励しようとして、種苗を取り寄せたのだから、旧式な話で、成功するはずもなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...同時に私の行動が如何(いか)にも旧式な...
夢野久作 「暗黒公使」
...行(ゆき)に機関車附(づき)の旧式な乗合車の二階に乗つて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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