...されば旧冬(きうとう)の家毎(いへごと)に掘除(ほりのけ)たる雪と春降積(ふりつもり)たる雪と道路(みち)に山をなすこと下にあらはす図(づ)を見てもしるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○家内(かない)の氷柱(つらゝ)旧冬(きうとう)より降積(ふりつもり)たる雪家の棟(むね)よりも高く...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...主人から旧冬代々木初台に開設した支店を断然閉鎖すること...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...初鴉(はつからす)東の方を新枕(にひまくら)小生旧冬より肥後小天(?)と申す温泉に入浴...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...旧冬より直段(ねだん)...
直木三十五 「南国太平記」
...取揃方御用承り度く……その段すでに旧冬来工藤左門(くどうさもん)を以て内願仕り候下(しも)ノ関(せき)竹崎浦(たけざきうら)(清末家町人大年寄勤(づとめ))白石正一郎と申す者へ...
服部之総 「志士と経済」
...旧冬やう/\と得候故...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...孔明は、茶をすすりながら、「旧冬、雪の日に、お遺(のこ)しあったご書簡を見て、恐縮しました...
吉川英治 「三国志」
...これは旧冬、伊勢、志摩、南紀、熊野、那智、大阪、神戸界隈(かいわい)までを誌上にすませた先の史蹟紀行の後半を成すものである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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