...文壇の新人旧人を分つ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...二 二葉亭は実は旧人二葉亭は露国文化の注入者としては先駆者であった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...心の底から近代人になれない旧人であったのだ...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...三 二葉亭は長生きしても終生煩悶の人それなら二葉亭は旧人として小説を書くに方(あた)っても天下国家を揮廻(ふりまわ)しそうなもんだが...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...新人来(きた)れば旧人去るのは当然の理法だと考えている...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰か旧人の幸福を祈らざる者あらん...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...……近隣の旧人は今はとうに離散してゐるが...
牧野信一 「毒気」
...今日の文壇というところ、新人が旧人です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...世智辛いところが旧人をつくり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恐らく、この現れは困難多岐な道をとることと思うが、作家共通の苦痛を除くためには、是非とも緊急なことであって、それなればこそ異口同音の説が形を変えて湧(わ)き興って来たと見るべきで、私は新人として現れるものなら、主義流派はともかくも少くとも純粋小説をもって現れなければ意義がないと思うばかりでなく、旧人といえども、純粋小説に関心なくして、今後の成長打開の道はあるまいと思う...
「純粋小説論」
...旧人のあなた方の中でお守りあればよい」執事は...
吉川英治 「新書太閤記」
...時流のうちに新人旧人が入れ代ってゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...旧人は趁(お)われ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索