...自分などはその言葉を心から受取るには未だ/\中々旧い...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...詩人にも旧い道を去らせて...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...小殿原(ことのばら)を盛合わせた土器(かわらけ)の皿をつけるという旧い習慣を近年まで守って来た...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...資本家によって買い上げられたパテントは旧いパテントで充分に利潤が上っている限り永久にとって置きになるかも知れない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...新しい教養は旧い教養を打ち破らねばならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...集団の形成――アメリカにおいて旧い大陸で理論が機械時代に適応しながらこのような発展をしている時...
中井正一 「美学入門」
...「僕はもう大分旧い話なので...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...埃りっぽい旧い桐の箱をそっと開けてみると...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...旧い馴染(なじみ)の炭屋の爺やの...
二葉亭四迷 「平凡」
...ちょうど新しいといわれる憲法に旧い胎生細胞がのこっているように……...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...旧い年号というものを廃止しました...
宮本百合子 「国際婦人デーへのメッセージ」
...手塚さんの旧い家をかりている医者が召集をうけました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...会長の後藤先生とは旧い縁で...
三好十郎 「冒した者」
...どんなのが旧い形ということは勿論きめられないが...
柳田国男 「海上の道」
...私が調べた埼玉県川越在の旧い部落でも...
柳田国男 「故郷七十年」
...旧い宮門殿閣があるし...
吉川英治 「三国志」
...十四年前の旧いことだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして旧い土地における農業者は地代として二五磅(ポンド)という正確に同一の附加額の支払を余儀なくされるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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