例文・使い方一覧でみる「猛々しく」の意味
スポンサーリンク...子猫たちは母親もろとも背中を立ててわたしにむかって猛々しく唾を吐いた... 
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...鼻息も荒く、後ろ足で立ち上がり、身体を上下に大きく揺さぶりながら、猛々しく走った...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...猛々しく繁つてゐた唐もろこしも...
林芙美子 「暗い花」
...」「この無恥女（はぢしらず）めが！ 何だつて人に逆らやあがるんだい！」と、猛々しく、紫いろの鼻をした婆さんが喰つてかかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼は猛々しく武者振りついて来る女房を避けながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...風はますます猛々しくなった...
本庄陸男 「石狩川」
...あのＲ漁場の生活が猛々しく回想されて不思議な力を覚えた...
牧野信一 「Ｒ漁場と都の酒場で」
...とても歩いたりしてはをられなかつたから――砂が猛々しく焦（や）けてゐて誰にも到底素足では踏み堪（こた）へられなかつた...
牧野信一 「熱い砂の上」
...そのやうな想ひはますます胸のうちには猛々しくなるばかりであるが...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...町へ戻つてからの飲めや歌へは此処を先途と猛々しく...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...その人の寝像たるや世にも猛々しく...
牧野信一 「心象風景」
...ほんとうの狼のやうに猛々しく落葉を蹴散らせながら...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...学校の控室はその時猛々しく涌きたつてゐたが...
牧野信一 「塚越の話」
...彼の吝嗇に関する悪評は日増に猛々しく...
牧野信一 「老猾抄」
...かれとしての芸術のうんあうにむかつて猛々しく...
牧野信一 「浪曼的月評」
...猛々しく吼えながら...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...大地の児ティタンは猛々しくも老いたるサトゥルヌスの宮居を震わせたるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その失ったことのためにますます膨脹しながら猛々しくなるのであった...
横光利一 「上海」
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