例文・使い方一覧でみる「旦」の意味
スポンサーリンク...突然何か故障が起つて一旦... 
芥川龍之介 「芋粥」
...「おしげ」と旦那が呼んだ...
武田麟太郎 「一の酉」
...「旦那さま、薬をくだされ」伊右衛門は飛びあがった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...旦那は又三平を玩具にしてやろうと云う魂胆があるものですから...
谷崎潤一郎 「幇間」
...老舗（しにせ）の若旦那になってしまうもののほかは...
田山花袋 「田舎教師」
...チッバルトは其儘（そのまゝ）一旦（たん）逃去（にげさ）りましたが...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...一旦そう名づけて見ると如何にも尤もらしく進歩的（？）に聞えて来るだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「旦那、」と、彼はきっぱりと、ひどく柔らかな調子でいった...
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...一旦しらけ渡った席を...
中里介山 「大菩薩峠」
...近所の衆にもまことに當りの良い方で」「若旦那の配偶（つれあひ）のお綾さんといふのは？」「隣町の日雇取（ひようとり）の娘ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先代の旦那のことばかり引合ひに出すから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――若旦那はそゝつかしいから」嘉七はつまらなさうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...旦那樣の長靴をちよつと嗅いでおいて引き退つたわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...うちの旦那（だんな）がまだ生きている内に...
三宅花圃 「藪の鶯」
...一旦處分した墓を再建したものは...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「若旦那はもうお立ちですか」「緞帳（どんちょう）芝居でたてを弾きあしまいし...
山本周五郎 「新潮記」
...ぎッと、駕の足が止まったかと思うと、「旦那、先のお武家が下りましたが、どうなさいますか」「なに、下りたかい？ それではわしも此処から歩くとする」駄賃を払って、そこの曲がり角から暗い坂をスタスタと下って行く...
吉川英治 「江戸三国志」
...「旦那」と、彼は驚いたように言った...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？