例文・使い方一覧でみる「旦」の意味
スポンサーリンク...一旦これで遊んだものは... 
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...それが一旦解かれることによって必ず次の問題を解くべく提出することが出来る性質を有っているのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...」「それがおいらの地所だったらなあ！」「地所は旦那のものでも...
豊島与志雄 「土地」
...若旦那の、印籠が、お仕舞いだったが、左手は、初めてだ...
直木三十五 「南国太平記」
...「若旦那、何を、お考えで」南玉が、汗を拭きつつ「こう申しちゃあ、何んでげすが、同じ死ぬんなら、あの山あ、景気がようて、ようがすな...
直木三十五 「南国太平記」
...旦那はいける方だつたんですか...
永井荷風 「にぎり飯」
...しかるべき大家（たいけ）の大旦那の風格を備えたお人であったということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...「若旦那に逢ひたいが――」「へエ／＼唯今...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「若旦那の兵三郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逢引してゐる場所を旦那に教へただけなんです」久六の言葉には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことによくわかつた旦那でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……………………………………………………その日も暮れ近く旦那つりより恵比須（ゑびす）がほして帰らるれば、御新造も続いて、安産の喜びに送りの車夫（もの）にまで愛想よく、今宵（こよひ）を仕舞へば又見舞ひまする、明日（あす）は早くに妹（いもと）共の誰（た）れなりとも、一人は必らず手伝はすると言ふて下され、さてさて御苦労と蝋燭代（ろうそくだい）などを遣（や）りて、やれ忙がしや誰れぞ暇な身躰（からだ）を片身かりたき物、お峯小松菜はゆでて置いたか、数の子は洗つたか、大旦那はお帰りに成つたか、若旦那はと、これは小声に、まだと聞いて額に皺（しは）を寄せぬ...
樋口一葉 「大つごもり」
...古羅馬人は新婚の直前と翌旦新婦の頸を同じ糸で卷き試み...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...モトから仲が悪かったという訳じゃないな」「……ヘエ……そうなんで……ところで旦那……これはもう破れカブレでぶちまけますが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そうした大（おお）どこの旦那衆や親方たちの御蔭で東京に帰って来て...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その若旦那のものの仰言（おっしゃ）りようが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それからべつに、使いの駄賃は出すから、中村へ行くついでの馬子にでも頼んで、中村のわしの家へ、饅頭一折――大きな折に入れてな、届けておいてもらいたいのだ」後ろ向きに働いていた店の亭主らしい男が、「おう、旦那様で...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬子は笑って、「旦那、そいつあ牢人が集まって、博奕（ばくち）を開帳しているんでさ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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