例文・使い方一覧でみる「旦」の意味

...村で米穀肥料商を営んでいる沢屋の旦那である... 村で米穀肥料商を営んでいる沢屋の旦那であるの読み方
犬田卯「瘤」

...菓子工場の旦那と云ふづんぐり太つた眼鏡をかけた客が右側の奥のテーブルへ一人残つてゐた...
田中貢太郎「蛾」

...彼も一旦同意を与えて他家へ譲ったのであるから... 彼も一旦同意を与えて他家へ譲ったのであるからの読み方
谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」

...馬子が「旦那っ」と... 馬子が「旦那っ」との読み方
直木三十五「南国太平記」

...旦那の鼻はな……」と... 旦那の鼻はな……」との読み方
中村地平「南方郵信」

...旦那」奧で火鉢に頤を埋めるやうに... 旦那」奧で火鉢に頤を埋めるやうにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...旦那ぢやないか」お勢は少しクラクラする眼をこすりました... 旦那ぢやないか」お勢は少しクラクラする眼をこすりましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...左孝がまだ若くて名ある店の若旦那時代に... 左孝がまだ若くて名ある店の若旦那時代にの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...若旦那の兵太郎は気象者で... 若旦那の兵太郎は気象者での読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...でも若旦那は町風呂の広々としたのが好きなんだそうで... でも若旦那は町風呂の広々としたのが好きなんだそうでの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...若旦那のことを考へると... 若旦那のことを考へるとの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...いかにも以前（もと）は大問屋の旦那であったというふうな... いかにも以前は大問屋の旦那であったというふうなの読み方
長谷川時雨「市川九女八」

...真中（まんなか）から分けた散髪の旦那（だんな）と... 真中から分けた散髪の旦那との読み方
長谷川時雨「旧聞日本橋」

...旦那は有明荘へお召換えにいらしたそうですが... 旦那は有明荘へお召換えにいらしたそうですがの読み方
久生十蘭「魔都」

...明旦（あした）順風になれば船が出ると云う... 明旦順風になれば船が出ると云うの読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...若い「ウィル旦那（だんな）」のあとについて歩くことを自分の権利と考えて... 若い「ウィル旦那」のあとについて歩くことを自分の権利と考えての読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「黄金虫」

...旦那は密告しないでしょうね... 旦那は密告しないでしょうねの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「鉄面皮」

...命旦夕（たんせき）に迫ってだめらしいというときに『みな弟子ども... 命旦夕に迫ってだめらしいというときに『みな弟子どもの読み方
吉川英治「親鸞聖人について」

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