...村の小娘達はそれを採つては束にして終日長く遊んでゐるのを誰も見懸けた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...終日長く木を切つたり削つたりしてゐた...
田山花袋 「歸國」
...あの篆字(てんじ)で書いた軒ののれんには私は終日長く相対していたものだった...
田山花袋 「日本橋附近」
...終日長く蜂のぶんぶん唸(うな)つてゐるのがきこえて来た...
田山録弥 「不思議な鳥」
...残留放射能をもって後日長く障害作用を続けることである...
永井隆 「長崎の鐘」
...彼の病気は短くて二三日長くて一二週間で大抵は癒(なお)った...
夏目漱石 「行人」
...三日五日長くて一週間位の泊だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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