...日本的なのがうれしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...この文義的解釈は云うまでもなく日本的なるものをその中心的位置に持って来ないわけには行かない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一口で云うと「日本的なるもの」の検討が風をなしている...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...自我の探究は正に無条件な「日本的なるもの」に行きつくだろう...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...「日本的なるもの」の検出やかつぎ上げで大衆的に発育すべくもない...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...東洋的乃至日本的な封建文化系統から拾われて来たことに...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...日本では何か或る日本特有な日本的なものを有つだろうという結論になる...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...日本的なもののように思われて来た...
野村胡堂 「最近の犯罪の傾向に就て」
...(すべての日本的な物は梅雨臭(つゆくさ)いのである)特に就中(なかんずく)...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...日本的な優しい愛情を...
北條民雄 「赤い斑紋」
...こういうヨーロッパ的なものと日本的なものとの間にひっぱられ...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...充実した自然がかっちり日本的な木枠に嵌(は)められて由子の前にある...
宮本百合子 「毛の指環」
...日本的なものの中でも最も日本的な代表者である芭蕉や西行を見よう...
三好十郎 「恐怖の季節」
...地方性は日本的なるものを築く重要な基礎なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...私は大谷石に日本的なものを見出さないわけにゆかぬ...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...「日本的なものは...
横光利一 「旅愁」
...僕は本當の日本的な大衆作家といふものがあるならば...
吉川英治 「折々の記」
...これはいわゆる日本的なものの現われていないのをかえってよしとする見方である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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