...鯛こそは最も日本的なる魚であり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日本的なもの以外には何物もない(もつとも近来だいぶ改良されてはゐるが)...
種田山頭火 「其中日記」
...日本的な生活の中から...
十返肇 「日本推理小説の曲り角」
...この欧州的な技術的範疇は日本的な道徳・習俗・の範疇と...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...極めて日本的な条件を援用したテクノクラシーだと批評されても...
戸坂潤 「読書法」
...民衆的なものと日本的なものとの結びつきの経緯の如何は...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...日本的なもののスコラ的定義ならば...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...そして之こそが日本的なものであり...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...まったく日本的なものなので...
中井正一 「美学入門」
...如何にも日本的な風趣のあるものである...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...言ひ代へれば日本的な感情――時代の求めてゐる日本的な感情――が...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...従来のか細い淋しい又はじみな日本的なものを揚棄して...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この小説の日本的な性格にある...
北條民雄 「覚え書」
...この十年二十年および現在の日本的な場の中に...
三好十郎 「恐怖の季節」
...日本的なものはかえって等閑(なおざり)にされたままであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...他の多くのいわゆる日本的なるものに就いても...
柳田国男 「年中行事覚書」
...水墨といふ日本的な一畫風を起し...
吉川英治 「折々の記」
...如何にも面白い――と同時に日本的なトリックだ...
蘭郁二郎 「足の裏」
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