...ゆえに日ごろよき考えと...
新渡戸稲造 「自警録」
...君にききし勝鬘経(しょうまんぎょう)のものがたりことばことばに光りありしか君をのみかなしき人とおもはじな秋風ものをわれに告げこしこの日ごろくしき鏡を二ツもてばまさやかに物をうつし合ふなり勝鬘経は...
長谷川時雨 「九条武子」
...日ごろたしなむ舌術に拍車をかけ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...暮の廿八九日ごろ...
久生十蘭 「魔都」
...日ごろ敏捷明快なその人にははなはだふさわしからぬ態度である...
久生十蘭 「魔都」
...カトリーヌ・フォンテーヌの日ごろのおこないが普通の賃仕事をしている女たちとは違って上品であったのと...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...七日ごろ退院と思って居りましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二十四日ごろ久しぶりで会いたいからそちらに行く由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...『私たちの生活』は来月二十日ごろ本になるそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大夫(たゆう)の監(げん)はいったん肥後へ帰って四月二十日ごろに吉日を選んで新婦を迎えに来ようとしているうちに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とうとう自分も日ごろ軽蔑していた旅愁にやられてしまったと思った...
横光利一 「旅愁」
...日ごろよりも鹿に似て見える唇に...
横光利一 「旅愁」
...いつの場合も一つぞと結んでおる日ごろの誓いを忘れおったな」「忘れはしませんっ...
吉川英治 「私本太平記」
...「日ごろめったに家を出ぬ者は誰なと見に来い」との触れだったので...
吉川英治 「私本太平記」
...日ごろ千種忠顕(ちぐさただあき)と折合いがわるかったので...
吉川英治 「私本太平記」
...――館(やかた)じゅうの清掃も今朝は日ごろとちがう丁寧(ていねい)さであった...
吉川英治 「私本太平記」
...日ごろも収入(みいり)に数えている常習のものだが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...上野介の倨傲(きょごう)な日ごろの振舞も吉保という重要な地位にある人間の後楯(うしろだて)を意識して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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