...今日から其日々々に一連宛買ふさうだとか...
石川啄木 「菊池君」
...そのため日々数千人の参詣者があって...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...日々そのなかを耕すようになった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...御心境日々に新たなる事こそ...
太宰治 「不審庵」
...其の振舞謙遜で(bore himself so modestly)日々の勤めに不平のない(did his daily work without complaint)風采秀いでた此若者が(the handsome lad)頗る氣に入つて(took a great fancy to)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...日々に訪れて来るのら猫の数でも少なくはない...
寺田寅彦 「軽井沢」
...日々吹き募る北風は雪を誘い雨を帯びざる日にもさながら髄を刺し骨をえぐりて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...自分の室にこもって日々を過ごした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幼い日々が夜毎(よごと)...
原民喜 「壊滅の序曲」
...多くのヤーフは毎日々々...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...作者などは生れながらにして之を体得しその覚悟を以て日々最善を尽くしてこられた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...昔の知人だの瑣末(さまつ)な日々の経済だのの話に時間を潰(つぶ)していた...
堀辰雄 「菜穂子」
...さういふ自分が本氣でぶつからうとする仕事の日々が近づいてくれば近づいてくるほど...
堀辰雄 「山日記 その一」
...民衆が日々共に暮さねばならぬ器...
柳宗悦 「工藝の道」
...弱きものは日々の器たるに堪へることが出来ぬ...
柳宗悦 「雑器の美」
...日々入る吉報にのみ酔っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...彼女も良人に遅れぬものを日々に学んでいたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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