...日々ふみにじられているわれわれの自由を少しも庇ってくれたことがない...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...平凡な日々の業務に精励するという事こそ最も高尚な精神生活かも知れない...
太宰治 「トカトントン」
...田崎は例のごとく日々(にちにち)来たりては...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...カヨは無言がちな日々を送り...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...しかも藩主の御機嫌を伺うといって一般の藩士も日々常真寺へ出頭した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...日々の生活が悪魔に仕えている人は人生の目的を達することができない...
永井隆 「この子を残して」
...毎日々々綺麗になってゆくのが...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...日々それによって...
羽仁もと子 「女中訓」
...過ぎ去った日々のとりとめのない思い出が...
堀辰雄 「楡の家」
...おそらくそれは失恋者でもあるかのやうな止め度もなく呆然たる日々を持てあまさずには居られなかつた...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...雲さへも日々に暗澹として相争ふ人類の姿を見守るばかりであります...
牧野信一 「サクラの花びら」
...六日々の用具であるから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...課せられた日々の働き...
柳宗悦 「民藝四十年」
...日々示してくれるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...幾十日の風雪の日々を書きとめていたに違いない...
山本周五郎 「新潮記」
...しかも日々夜々歓宴...
吉川英治 「三国志」
...日々の強雨、一日中の悪暑、夜は夜で、害虫や毒蛇やさまざまな獣に苦しめられつつ、滞陣半月を越えんとしていた...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾は、口(べんこう)の陣地から陸遜へ書翰を送って、「いま、味方の士気は弱く、反対に、魏軍の気勢は、日々強く、勢い侮(あなど)りがたいものがある...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索