...二葉亭を海軍編修書記に推薦したはやはり旧友の一人たる鈴木某(その頃海軍主計大監)の斡旋(あっせん)であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...滅多に他人(ひと)の言ふ事を肯(き)かなかつたあの旋毛(つむじ)曲りの漱石氏も滝田氏に懸つては手も脚も出なかつたらしく...
薄田泣菫 「茶話」
...義理の息子の言葉は旋風のように取りとめないものだったにもかかわらず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...杉崎女史の周旋とあれば家賃などはどうでもいいと云っているから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...階段ノ中途ガ螺旋ニナッテイルノデ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...凱旋(がいせん)の日には全快して迎えに来よと言い送りぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...又之れを實行するに於て朝野の間に斡旋したりき斯くの如くにして前内閣倒れたりとせば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...旋律(メロディー)は終わった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三千代(みちよ)を平岡に周旋したものは元来が自分であつた...
夏目漱石 「それから」
...将軍の凱旋(がいせん)を見て...
新渡戸稲造 「自警録」
...米人ルーズベルトの斡旋で成立したのであった...
蜷川新 「天皇」
...それが高音部の可愛らしい旋律を呑んで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ドウやら斯(こ)うやら周旋が行届(いきとどい)て目的を達すると獲物でもあったように悦ぶ者が多い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あっちで旋回運動をやったりしながら...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...この原の奇観の一つに算(かぞ)えられている大旋風の起るのもこの頃である...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...石一旋風(つむじかぜ)のあった翌日である...
吉川英治 「三国志」
...北国攻めの凱旋(がいせん)と共につれ帰った――浅井長政のわすれがたみで...
吉川英治 「新書太閤記」
...通り名は小旋風(しょうせんぷう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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