...象徴主義の大旆(たいはい)を樹(た)てしが如き英霊底(えいれいてい)の漢(かん)一ダアスのみ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...かかる折から卒然崛起(くっき)して新文学の大旆(たいはい)を建てたは文学士春廼舎朧(はるのやおぼろ)であった...
内田魯庵 「四十年前」
...榾(ほだ)の火の大旆(たいはい)のごとはためきぬ一月十一日 九羊会...
高浜虚子 「六百句」
...一人は旆騎兵(はいきへい)に属している...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...大旆のように吹きなびいては...
久生十蘭 「雲の小径」
...大亜細亜主義の大旆(たいはい)でも振りかざして政府を泣かせることを職業とするムッソリーニ式英雄を思い出すが...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...旌旆(せいはい)紅塵(こうじん)すでに城を出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...旗や大旆(たいはい)や馬のいななきに煙っていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...かの孫子の大旆(たいはい)...
吉川英治 「上杉謙信」
...大旆(たいはい)などまんまるになって中軍を固めた...
吉川英治 「三国志」
...白紅(はっこう)の旗や黄緑(こうりょく)の旆(はい)は嵐のように揺れに揺れている...
吉川英治 「三国志」
...次々の線を駆け破って――敵陣の大旆(おおはた)を切り仆すこと二本...
吉川英治 「三国志」
...旗幡(きはん)大旆(たいはい)を植えならべた...
吉川英治 「三国志」
...彼が若年から戦うごとに世の群雄へ臨む秘訣としていた「尊朝救民」の大旆(たいはい)は...
吉川英治 「三国志」
...旌旗(せいき)や旆旛(はいばん)を林立して...
吉川英治 「三国志」
...討魏の大旆(たいはい)をかかげて長江を溯(のぼ)るであろう」費は拝謝して...
吉川英治 「三国志」
...大旆(たいはい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...絶好なる――「故右大臣家の弔合戦(とむらいがっせん)」なる大旆(たいはい)を持っているのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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