...旅舎で宿泊する。...
...旅舎の風呂は温泉だ...
...急な旅行で旅舎に泊まることになった...
...この地域には古い旅舎が残っている...
...民宿と旅舎、どちらが良いか悩んでいる...
...滞留幾週間にわたる旅舎に於て...
市島春城 「読書八境」
...兄が下宿していた旅舎の商用のゴム印が捺(お)されてあった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...雨にへだてられて旅舎に休んでいたが...
田中貢太郎 「蓮香」
...だからもしY駅でかれ等の乗つてゐる二等室にその湯の瀬の旅舎の主人が乗つて来なかつたならば――それと名乗らなかつたならば...
田山録弥 「山間の旅舎」
...停車場の傍の方の小さな旅舎で朝飯を食った時には...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...一『何うもあれは変だね?』かう大学生の小畠(こばた)はそこに入つて来た旅舎の中年の女中に言つた...
田山録弥 「波の音」
...一人は旅舎の三階の一間に...
田山録弥 「船路」
...その旅舎の店のところにその船頭は立つて待つてゐた...
田山録弥 「船路」
...かぶと屋――かう言つて尋ねて街道筋の或る古い旅舎まで私達は行つたが...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...その停車場の近くに新しい旅舎をつくつたが...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...時折り私が執筆の仕事等を携へて滞溜することのある海辺の旅舎だつた...
牧野信一 「心象風景」
...ぬかづけばひよ鳥なくやどこでやら三島の旅舎に入りて一夜の宿りを請えば草鞋のお客様とて町に向きたるむさくろしき二階の隅にぞ押しこめられける...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...寂しいもんだ知らぬ土地の旅舎(やどや)で一人ぽつねんとしているってことは寂しいことだ...
水野葉舟 「旅からのはがき」
...「冀州(きしゅう)の袁紹(えんしょう)様のお使者として来た大人だそうだよ」旅舎の者は...
吉川英治 「三国志」
...もうご心配には及ばぬ」と、旅舎を与えられ、一方、彼の手から駅伝の使いは飛んで、父の袁紹のところへ、徐州、小沛は、はや陥落(かんらく)す...
吉川英治 「三国志」
...旅舎は御城下にとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...都へはいると、長の旅垢(たびあか)や埃(ほこり)にまみれた人馬は、三条河原の空地にひと先ず屯(たむろ)をして、ここで一行(こう)何十人の商人(あきんど)が、各の荷物を分け合い、道中の費用の頭割り勘定やら、つつがなく都まで来着いた無事を祝し合ったりした上、「ではまた、六月に落ち会おうぜ」と、隊を解いて、思い思いに、市中の旅舎へ、別れるのが例となっている...
吉川英治 「源頼朝」
...旅舎で落合った折...
吉川英治 「源頼朝」
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