...詮方(せんかた)なくボストンのほうに旅立つ用意をするだろう...
有島武郎 「或る女」
...その次に遇つたのは劇場關係の人が外國へ旅立つて行くのを中央停車場へ見送りに行つた時であつたが永井君の姿を見て私は吃驚りさせられた...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...春の曙に乗じ心も軽く気も晴れやかに旅立つ事でございます...
高浜虚子 「俳句への道」
...かくて人形芝居の主人公は童話の世界へ旅立つであろう...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...此知らない土地へ旅立つ為...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...行きたい方へ行けるところまでビルとビルとのすきまから見えて山の青さよ朝の雨の石をしめすほど行旅病死者霜しろくころりと死んでゐる老ルンペンと共に草をしいておべんたう分けて食べて右左朝のひかりへ蒔いておいて旅立つちよいと渡してもらふ早春のさざなみなんとうまさうなものばかりがシヨウヰンドウ宇平居石に水を...
種田山頭火 「草木塔」
...旅立つてから、初めて私の旅らしくなつた...
種田山頭火 「旅日記」
...旅立つに当って、吾々は大抵アンチゴオヌを必要とする...
豊島与志雄 「故郷」
...「われわれはじきに他の遊星へ旅立つんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...共々にあの世へ旅立つという事の次第がこまごまと物哀れに書いてあった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...紀昌は直ぐに西に向つて旅立つ...
中島敦 「名人傳」
...私が北海道へ旅立つ以前から樂しみ憧憬(あこが)れてゐた...
「處女作の思ひ出」
...沈黙の国に旅立つ前に...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...タッジオが旅立つかもしれぬということだけしか心配していなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...よくもあのとき千鶴子を振り切ってパリをひとり旅立つことが出来たものだと...
横光利一 「旅愁」
...旅立つ途(みち)をとらえ...
吉川英治 「剣の四君子」
...遠い配所へ旅立つ支度に...
吉川英治 「源頼朝」
...八笛の先生が急に旅立つと聞いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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