...直ちに北國へ旅立つことゝなりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何千万キロ先のひろびろとした宇宙のまっ只中(ただなか)めがけて旅立つのだ...
海野十三 「怪星ガン」
...春の曙に乗じ心も軽く気も晴れやかに旅立つ事でございます...
高浜虚子 「俳句への道」
...此知らない土地へ旅立つ為...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...……秋風の関門を渡る――かも知れませんよと白船君に、旅立つ時、書いて出したが、しぐれの関門を渡る――となつたが、こゝからは引き返す外ない、感慨無量といふところだ...
種田山頭火 「行乞記」
...九月十一日広島尾道地方へ旅立つ日だ...
種田山頭火 「行乞記」
...やうやく旅立つことが出来た(旅費を送つて下さつた澄太緑平の二君にこゝで改めてお礼を申上げる)...
種田山頭火 「旅日記」
...「われわれはじきに他の遊星へ旅立つんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分が旅立つ前に期待してゐた南方の至福とは...
中島敦 「環礁」
...私が北海道へ旅立つ以前から樂しみ憧憬(あこが)れてゐた...
「處女作の思ひ出」
...登美子は母と二人で上海へ旅立つ事になつた...
林芙美子 「婚期」
...世界統一に単独で旅立つた少年の名前を今こゝに仮名して勇少年とします...
牧野信一 「喜びと悲しみの熱涙」
...雪の頃旅立つ人を送りては...
正岡子規 「曙覧の歌」
...僅かの着換えを持って旅立つ事に成った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...旅立つあんや夏たなしやれば肌からむさはらんツシヤの玉やれば首からもさはらんというのがある...
柳田国男 「海上の道」
...越路(こしじ)へ旅立つからには...
吉川英治 「親鸞」
...近いうちに旅立つという噂もある……」腕と腕を拱(く)んだまま...
吉川英治 「松のや露八」
...八笛の先生が急に旅立つと聞いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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