...旅嚢(りょのう)も包みも持っていないのを見てもわかる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...旅嚢(りょのう)の欠乏も...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして僕の旅嚢(りょのう)はおもいがけなくも豊かにされたのでした...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
......
三好達治 「一點鐘」
...○同所にて染附食器を多数譲られて旅嚢(りょのう)頓(とみ)に重くなる幸福なる重さだよ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...主計は旅嚢を背に結びつけて立ち...
山本周五郎 「失蝶記」
...それはあとのことにしよう」帯刀は旅嚢(りょのう)の中から手紙を取り出した...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...旅嚢(りょのう)を取って投げると...
山本周五郎 「ひとごろし」
...「その手だ」と彼は笑いやんで呟いた、「おれの臆病者はかくれもない事実だからな、いまさら人の評判を気にする必要はない、よし、この手でゆこう」双子六兵衛は立ちあがり、旅嚢を肩に、笠をかぶって松林から出ていった...
山本周五郎 「ひとごろし」
...笠をぬぎ旅嚢を置いて腰掛けに掛けて汗をぬぐった...
山本周五郎 「ひとごろし」
...大きな編笠をぬぎ旅嚢を投げやって...
山本周五郎 「ひとごろし」
...肩へかけた旅嚢(りょのう)も...
山本周五郎 「風流太平記」
...片手では旅嚢の紐(ひも)を押えながら...
山本周五郎 「風流太平記」
...その旅嚢が背中へ触らないように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...旅嚢を脇におろし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ふたたび旅嚢を刀にひっかけて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...旅嚢をひっかけた刀をかつぎ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...旅嚢も疲れもほうり出して...
吉川英治 「随筆 新平家」
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