...仕度旁々(かたがた)はいったそうです...
芥川龍之介 「妖婆」
...昨夜の礼旁々(かたがた)電話をかけました...
芥川龍之介 「妖婆」
...予一個の追悼の情を尽す旁々(かたがた)...
石川啄木 「悲しき思出」
...旁々(かたがた)ここに二度の勤めをするこの小説の由来も聞いてみたし...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...実はそのお詫び旁々(かたがた)...
江戸川乱歩 「心理試験」
...俺は運動旁々家まで歩くなんていふ時には...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...次男の養子問題についての用件を帯び旁々三四日の予定で...
徳田秋聲 「歯痛」
...「あなたは明日はどうしてもポゴレーリツェフの家へ顏を出さなきゃいけませんね……お近づき旁々お禮にってわけですな――どうしてもね……...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ただ様子を窺い旁々...
豊島与志雄 「立枯れ」
...初めは見習旁々遊んでいてもよいという...
豊島与志雄 「野ざらし」
...其の披露旁々(かたがた)二人の夫婦固めの式を行うという条件つきである...
中島敦 「南島譚」
...旁々盛大な夫婦固めの式(ムル)を挙げたことは言う迄もない...
中島敦 「南島譚」
...「親分」「どうだ、八」「居ませんよ、二人共」「何處へ行つたんだ」「坊つちやんの二七日の逮夜(たいや)だし、今日はお富さんが引揚げて來ると言ふんで、手傳ひ旁々、河内屋へ行つて、泊り込んださうですよ、多分飮みつぶれたことでせう」「行つて見よう」平次の頭は馬場要夫婦で一パイでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行儀見習旁々(かた/″\)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きょうはそのお礼をいい旁々(かたがた)時次郎さんに折入って相談があって参りました...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...旧情を温め旁々(かた/″\)一夕僕は氏をニコラーエフスカヤの其の宅に訪うた事がある...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...客のおつき合い旁々商売しているという風なのだ...
山之口貘 「池袋の店」
...不安のあまり通弁の一人を偵察旁々使者に派遣したピサロにとっては...
和辻哲郎 「鎖国」
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