...仕度旁々(かたがた)はいったそうです...
芥川龍之介 「妖婆」
...羽檄旁午(うげきばうご)の間...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...予一個の追悼の情を尽す旁々(かたがた)...
石川啄木 「悲しき思出」
...其處へ道廳に勤めてゐる友人の立見君が公用旁々見舞に來て呉れたので...
石川啄木 「札幌」
...富の分配や租税の賦課率が文人の旁ら研究すべき問題となって...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...旁(かたがた)あなたのおっしゃるようにする決心をしました」川手氏は遂に我(が)を折った...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...然る處、右にも少々誤字等も有之、花柳春話とあるべきを、花柳餘情と記憶の誤等も有之候間、御出し相成候節には、一應原稿御示し被下度、大体はもとより改めず候へども、一二活字の誤植等は改め度候間、右乍御面倒御願申上候、御返事旁如此、餘拜眉にゆづり申候早々頓首一月十六日やいち高橋賢兄この芳賀博士の手紙や、その他名士の手紙を卷物に表裝したので、その卷物を携へて、昭和元年十二月二十六日午前十時に、芳賀博士をおとづれたのである...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
......
田中貢太郎 「愛卿伝」
...旁(かた/″\)以て不審に存ずる...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...会場の取り片附けを手伝い旁(かたがた)雪子や悦子たちを連れて来たが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...貞之助たちや雪子に暇乞(いとまご)い旁(かたがた)...
谷崎潤一郎 「細雪」
...H氏(し)の家(うち)を見(み)たい旁(かた/″\)...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...隙があったら墓参旁々帰国したいと思いながら...
豊島与志雄 「香奠」
...研究旁々病院に勤めていて...
豊島与志雄 「立枯れ」
...曝書の旁為永春水が港の花を読む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...参詣旁々(かたがた)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...旁(はた)から見ても好配偶である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...客のおつき合い旁々商売しているという風なのだ...
山之口貘 「池袋の店」
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