...彼自身修正を施したらしい...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...実は凡て基督自身に与え施していたのだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...黄金丸はまづ恭(うやうや)しく礼を施し...
巌谷小波 「こがね丸」
...手の施しようもなく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...貧乏人さへ見れば施しを呉れてやつたのは...
薄田泣菫 「茶話」
...これといふ目立つた粉飾一つも施してゐない乙姫のからだが...
太宰治 「お伽草紙」
...ありもせぬ架空の病気に高価な治療を施して大財産をつくった医者どもが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...而も其の之れを施して底止する所なきや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...もう誰もやって来て施しをする者も無いらしかった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...サン・メダール教区内に住んでいて「施しをする乞食(こじき)」と綽名(あだな)されてる不思議な男のことを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...持合せの二十銭銀貨を施したいと思っていたところでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...彫刻を施したオーク材の二連ついたてがあり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...こうしてもう最愛の妻の命は人力も法力も施しがたい終わりになったのかと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして自らこれに訓点を施した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒は病家を択んで治を施した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...施しもまたあまりに几帳面で人為的になると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...極めて單一な議決を單純に實施して行くからである...
吉川英治 「折々の記」
...聖駕(せいが)の前へ進んで礼を施した...
吉川英治 「三国志」
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