...わたくしも面目を施し候...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...適性のものに高度な教育を施し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...私はその疑問に答えるために小さい文字でもって「天文上の現象」とか「地理上の現象」とかいう脚註(きゃくちゅう)を施しておいたのでございます...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その傍には彩色を施した櫂(かい)らしいものの何本かが投げ棄てられてあるのが見えた云々〉ということを...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...仄(ほのか)に臙脂の隈取(くまどり)をなせるは正に佳人の爪紅(つまべに)を施したるに譬ふべし...
永井荷風 「来青花」
...金銀の象眼を施した...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...朱塗に螺鈿(らでん)を施した美しい鞘(さや)まで添へてありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...原作のどこへどう細工を施したか...
正岡容 「我が圓朝研究」
...まあ何かなしに数学の問題の上に実験を施したのであった...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...注意して調査すると感興あり利益ある種々の学術材料を見出し得るてふ事を摩訶薩王子虎に血を施した話の序(ついで)に長々しく述べた訳じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...「わがかづく多くの鍋を施して...
南方熊楠 「十二支考」
...多くの増補修正を施して...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...熱いうちに手を火ぶくれにしてこんな技術を施したのであった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...用いて尽きず施して足らざる事なき大歓喜の至楽を享(う)けられむ事を希望して息(や)まぬものである...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...おもむろに交術を施して...
吉川英治 「三国志」
...倉廩(そうりん)をひらいて施し...
吉川英治 「三国志」
...ご領内の窮民にお施しになるものと伺いまして……薬きざみをさせていただいておりますと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...みんなにどん/\施しをして遣(や)るといふ様なのわ...
若松賤子 「黄金機会」
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