...併し「觀る」とは對立するものと全然同樣の意味に於いて顛倒し惑亂する意味でもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...一切の事に於いて汝の光により...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...義雄が昔自分の同窓に於いて知つてゐた川本(かうもと)氏である...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ギリシヤ神話のパンドラの箱の物語に於いても...
太宰治 「お伽草紙」
...」とさつき田舍者と言はれた鬱憤をここに於いてはらして...
太宰治 「お伽草紙」
...人と人との仲に於いては...
太宰治 「思案の敗北」
...前回に於いても申述べて置いた筈(はず)であるが...
太宰治 「花吹雪」
...一家中に於いて、子供よりも早く寝て、そうして誰よりもおそく起きる事がある...
太宰治 「花吹雪」
...私の身辺に於いても起った...
太宰治 「女神」
...金銭もまたわれらに於いて木葉の如く軽い...
太宰治 「ロマネスク」
...もし輝勝が法師丸の昔に於いて女首を見ることがなかったならば...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そして文学に於いて問題となるのは...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...まだ詩といふ型がハツキリしてゐると云へない現状に於いて...
中原中也 「詩と其の伝統」
...今日我日本に於いて...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...性格に於いてそれほど多方面ではなかったから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この一元観に関する限りに於いては勝本氏と同意見であるやうに思はれた...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...逍遙子は文學界に於いて大勢力あるものなれば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...清澄さに於て――狹く迫つてゐることに於いて優つて居るであらう...
若山牧水 「樹木とその葉」
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