...一面に於て痴愚である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...新しい意味に於いて憎惡と嘲笑と憤怒との自由をとりかへしたい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...大なる愛憐と同情との中に於いて再會しなければならないのであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ここに於て憲法の発布はもはや動かすべからざる勢いとなった...
大隈重信 「選挙人に与う」
...当院(たうゐん)屋根普請(やねふしん)勧化(くわんけ)の為(ため)本堂(ほんだう)に於(おい)て晴天(せいてん)七日の間芝居興行(こうぎやう)せしむるものなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...最古の時代に於ても...
高木敏雄 「比較神話学」
...之を以て直ちに老生の武術に於ける才能の貧困を云々するは早計にて...
太宰治 「花吹雪」
...彼は第一批判の“Architektonik der reinen Vernunft”に於て云っている...
戸坂潤 「科学方法論」
...如何にしてまた演芸放送で放送される日本国民的なナニワ節や軍人の講演に於ける二重性が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こう云った限りの段階に於ける社会的常識は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...同一の条件と同一の経過時間とに於て同一の物理現象が行なわれるような空間量を「物理的に等値」であると呼ぶならば...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...人工の幸福に於けるが如く...
ボードレール 富永太郎訳 「人工天国」
...今又其の趣旨に於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の初め亞細亞中央の高原に於ける拜天教の分派せる者たることを發見せしめて...
内藤湖南 「學變臆説」
...日本に於て宗教として勢力を得るには...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...安政二年に長崎に於(おい)て和蘭(オランダ)人から伝習したのが抑(そもそ)も事の始まりで...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いま西洋に於ける年代計算に眼を投ずるならば...
三木清 「歴史哲學」
...国家の大法を歪曲(わいきょく)するに於ては...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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