...法王に当たるべき法老の名と両方相書し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...またたとえば広島へんで夏の夕方相当に著しい風が吹けばその風の方向から...
寺田寅彦 「海陸風と夕なぎ」
...御醫師中は蘭方相用候儀...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それも双方相当の前知ということであってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...双方相(あい)び合って...
夏目漱石 「坑夫」
...双方相持になつて居るのが人だと云ふことだ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...大方相解りました」丹之丞の前に出た石田清左衞門の顏は得意に輝いて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうやら御墨附の行方相わかりました」「有難い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敵味方相対(あいたい)して未(いま)だ兵を交(まじ)えず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...こうして双方相求める人に相違ないことを知ると...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...初めにもいふ通り各人の慾の分量は大方相同じけれども...
正岡子規 「読書弁」
...方相氏は黄金の四目あり...
南方熊楠 「十二支考」
...当夜方相は戈で盾をたたき隅々(すみずみ)より疫鬼を駈り出し...
南方熊楠 「十二支考」
...鬼が極めて方相におじるのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...方相が十二神を従えて疫を逐う状は...
南方熊楠 「十二支考」
...方相四眼もて人に邪視を加うると信ぜられ...
南方熊楠 「十二支考」
...御医師中は蘭方相用候儀御制禁仰出され候間...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中央地方相まつて眞の民主政治が實現されることを期待し...
山浦貫一 「新憲法の解説」
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