...この案ならば八方円満に納まり...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...天地の気中に活動(はたらき)する万物悉(こと/″\)く方円(はうゑん)の形(かたち)を失(うしな)はず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...すぐに四方八方円満にをさまつたのださうでございますが...
太宰治 「右大臣実朝」
...方円寺にては無之御座候...
直木三十五 「南国太平記」
...茂太郎自身としては方円の器(うつわ)に従いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらん限りの感覚を鼓舞(こぶ)して、これを心外に物色したところで、方円の形、紅緑(こうろく)の色は無論、濃淡の陰、洪繊(こうせん)の線(すじ)を見出しかねる...
夏目漱石 「草枕」
...方円の器(うつわ)に拘(かか)わって...
夏目漱石 「虞美人草」
...親の器(うつわ)の方円に応じて...
夏目漱石 「虞美人草」
...是のみ大小方円思いのままで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...灰白色の方円の底に緑の芝生をとり囲む紅瓦色の楕円が水をかい出した池のようだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...とろけるような名石で方円四寸ばかり...
吉川英治 「三国志」
...方円四寸の玉璽に作りあげ...
吉川英治 「三国志」
...腕の限りヒュッと投げた方円流(ほうえんりゅう)二丈の捕縄(とりなわ)は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おれの方円流(ほうえんりゅう)もまだ上手とはいえねえなあ」すると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「なあに、鳩を見張っているところへ、思いがけねえ奴が来たので、出来心の方円流、ブーンと投げてくれたはよかったが、とうとうお十夜孫兵衛という、大物を逃がしてしまったところです」「はははは」一八郎は磊落(らいらく)に笑って、「うつうつと居眠っているうちに、そんな様子だとは思ったが、お前のヤッと投げた縄の息を聞いて、ははア、こいつは逃がすわいと見切りをつけていたんだ」「え、じゃ、旦那はうすうす知っていたんですね」「女の声もしていたようだな」「それが見返りお綱だったんです...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...方円流(ほうえんりゅう)二丈の捕縄(とりなわ)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...方円流(ほうえんりゅう)二丈の捕縄(とりなわ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...方円流二丈の捕縄(とりなわ)は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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