...地方人を敵視するような気風もあったようだ...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...何町四方人家のない山中...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...知識においてははるかに勝りながらこの地方人に敵わない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...地方人と東京人との嗜好の相違ここに田舎の富豪があって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...しかしながら彼ら地方人の人は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「地方人」に対しては特権意識を有つことが出来る彼自身を発見する...
戸坂潤 「社会時評」
...拾五円方人に対する労力を費す...
夏目漱石 「道楽と職業」
...下級水兵の一部、及び下級地方人...
久生十蘭 「海難記」
...千百年来地方人心の中点たり来たりし神社を滅却するは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...フランス南方人のガンコさで反撥して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現在の国の長官の一族以外にはだれにも尊敬を払わない地方人の心理を知らない入道は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これにあこがれた地方人は皆これを真似ることを名誉とするようになる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...文化の誇りと地方人の思想の誇りが互に微妙な視線を交して短い祭りを惜しんでいる...
横光利一 「欧洲紀行」
...想像以上に地方人自體の覺醒と欲求もあつて...
吉川英治 「折々の記」
...裾野(すその)四里四方人気(ひとけ)のないところへでて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――そしてただ滄州(そうしゅう)の片ほとりに、その昔(かみ)の庭園や館(やかた)の美に、かすかなる金枝玉葉(きんしぎょくよう)の家の名残りを保(たも)ち、地方人の畏敬と、あるじの徳望とによって、なお門戸に、いくたの客を養い、荘丁(いえのこ)を抱えなどしているもので、その今日の当主を誰かといえば、柴進(さいしん)、あだ名は「小旋風(しょうせんぷう)」その人だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...地方人で、藤原の姓を称(とな)えている者は、めったにない...
吉川英治 「平の将門」
...西方人を連想させる面相や...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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