...――然も村里の女性の風情では斷じてない...
泉鏡花 「遺稿」
...「しみツたれ! おれの使つたものア斷じて返さない!」「ぢやア...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...不斷から輕薄な性質であるばかりか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...斷然逃げ歸るといふ心にもなれなかつた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...と私は判斷するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...外山調に『火鉢の上に鐵瓶が・落ちて居るとて無斷にて・他人の物を持ち行くは・取りも直さず泥坊ぞ(「取りも直さず」は「即ち」)泥坊元來不正なり・雲を霞と逃ぐるとも・早く繩綯ひ追ひ駈けて・縛せや縛せ犯罪人...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...不斷からある本ない本を皆目録に記しておき...
内藤湖南 「支那目録學」
...今日より廿三日まで日中も水道斷水の由...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...小六(ころく)は自分(じぶん)の所有物(しよいうぶつ)を兄(あに)が無斷(むだん)で他(ひと)に呉(く)れてやつたのが...
夏目漱石 「門」
......
仁科芳雄 「ユネスコと科學」
...不斷は鞘をかけたまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斷末魔の苦惱のせゐでせうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なぜならば時間が斷絶して...
萩原朔太郎 「宿命」
...不斷に爆發の機會をねらつてゐる所の...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...かう斷案を一番遠くのものにつけてしまつて...
平出修 「計畫」
...けれども教育にとつて同樣に獨斷が必要であるかどうかは疑問である...
三木清 「人生論ノート」
...斷(た)えずびくつきながら...
三島霜川 「水郷」
...まことに※むべき人生の斷片だと...
吉川英治 「折々の記」
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