...もうフアウスト斷片で鼻についてしまつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...霞ヶ浦を横斷するを得べし...
大町桂月 「常磐の山水」
...斷言してもよからうと思はれるが...
太宰治 「同じ星」
...例(れい)の通(とほ)りに斷口上(ことわりこうじゃう)を言(い)うて入場(はひ)ったものか...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...もし實際私が判斷を下すことを差し控へるならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...與ふるに黨援を以てするが如きは斷じて不可なりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...六藝を中心にするのは獨斷ではなく...
内藤湖南 「支那目録學」
...その核心は矢張り麻田の教訓に基づいたことを推斷せしむる...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...ヒーと斷續します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく油斷のない面構へで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...油斷のならない男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不斷に爆發の機會をねらつてゐる所の...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...それを二ツに斷りはなし...
長谷川時雨 「きもの」
...いつも完きを得ずいつも自己の所有に達せずいつも斷片的なのが時の本質的特徴である...
波多野精一 「時と永遠」
...無斷で上へ上がつて...
正宗白鳥 「吉日」
...かやうにして判斷力にとつて特殊的なものを...
三木清 「論理と直觀」
...恐らく自分は本間氏のもつともらし書振りから判斷して...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼女は、小さな白い齒で脣を噛みつゞけて、斷えず、その水々しい口の外線の下に刻まれた褶を消してゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??