...新聞社の方も斷つて...
石川啄木 「雲は天才である」
...斷つて置く、此町の隣が密淫賣町(ぢごくまち)の大工町で、藝者町なる本町通も程近い...
石川啄木 「葬列」
...各所で演説會を開いて過激な言論を弄ぶやうになつては從來會場を貸して居た佛教及び耶蘇教の會堂でも其を斷るやうになつた...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...うまく云つて斷わつたといふ話をしたときも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...――一ヶ所で打石斧二百七十六――肩骨がメリ/\――這んな物を如何する――非常線――荏原郡縱斷――余(よ)の陳列所(ちんれつじよ)の雨垂(あまだ)れ落(おち)に積重(つみかさ)ねてある打製石斧(だせいせきふ)は...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...そして舊教を侮辱する『無政府主義者』等を斷頭臺に上ぼせた...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...平面圖と横斷圖を取りよせて...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...道教は宗教では無くて迷信だと云ふのは耶蘇教徒の獨斷に過ぎない...
橘樸 「支那を識るの途」
...私に判斷できない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...此の車體(ボデー)の意匠や設計方面にも斷然日本獨特の美術的要素を創造し發揮したいと考へた次第であります...
豊田喜一郎 「ボデー意匠審査会 美術の粹を蒐め獨特の形態美へ」
...其判斷の基礎となつてゐるものは全く公羊學説である...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...判斷比較の知識を與へる教育は恐るべき罪惡の教唆(けうさ)であらう...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...その努力は間もなく斷念されるのが多かつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...長い間の習慣で斷るにも斷れないで...
正宗白鳥 「水不足」
...この第二の判斷といはれる要素がそれ自身表象的なものであつてはならぬことは明かである...
三木清 「認識論」
...カントは知覺判斷(Wahrnehmungsurteile)と經驗判斷(Erfahrungsurteile)とを區別したことがある...
三木清 「認識論」
...時刻なぞは不斷の輝きの中では意味をなさなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...斷崖の猿支那茶の極く上等品に...
吉川英治 「折々の記」
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