...その樣な勸告を受けるのは心外です」と斷りました...
石川三四郎 「浪」
...理由なくお斷りになるとは餘りです...
石川啄木 「鳥影」
...私たち俗人の勝手な盲斷に過ぎない...
太宰治 「お伽草紙」
...殆ど十年近く世の中から遮斷せられ...
太宰治 「このごろ」
...之を斷ち切り騾馬の背の 120上に載すれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...正統が斷絶する時代があつてもよいとする論があり...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...足利時代の多數の肖像畫との優劣を判斷するに苦しむものあらざるべく...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...彼(かれ)は寒(さむ)さが骨(ほね)に徹(てつ)する其(そ)の夜(よ)のことを明瞭(めいれう)に頭(あたま)に泛(うか)べて判斷(はんだん)するのには氣候(きこう)の變化(へんくわ)が餘(あま)りに急激(きふげき)であつた...
長塚節 「土」
...何處といふことはないが郵便局へ用があるのだから其方へ行かねばならぬと斷る積りでいふと...
長塚節 「彌彦山」
...一望涯もない赤土の曠野を横斷して...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...立つて居るところをやられたに違ひない」「――」窓に掛つた血から判斷すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お斷りするわけにも參りません」「だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつたい御自分たちのあひだで不斷どんなことをしたり言つたりしていらつしやるのか――そいつがおれには知りたいのだ! おれは何遍も閣下に話しかけてみようと思つたことはあるのだけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...いちはやくその斷片を若干「N・R・F」誌上に譯載してゐるとはいへ……)――この書は...
堀辰雄 「ハイネが何處かで」
...この關係の妥當如何を言ひ表はすべき第二の判斷が存在しなければならない...
三木清 「認識論」
...」三田は少しく不機嫌になつて、きつぱり斷つた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...“My hair is grey, but not with years,Nor grew it whiteIn a single night,As men’s eave grown from sudden fears;……斷片的な詩の句が...
吉江喬松 「山岳美觀」
...素道氏の診斷學から觀ると...
吉川英治 「折々の記」
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