...全部新規に買入れねばならない不便があった...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...先日(こなひだ)新規に帝室技芸員が幾人(いくたり)か任命せられた...
薄田泣菫 「茶話」
...若いお金持の社長が新規に雇った女秘書と恋仲になって遂(つい)に彼女を妻に迎えるなんと云うことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今また新規に捜してますよ」とソーボリは笑い出して...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...次の日曜に来てくれればすぐにでも新規に採用する...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...伯母さんは私を床にいれたあとで行燈の抽匣から新規に燈心をひとすぢ出してつぎそへてくれる...
中勘助 「銀の匙」
...生命の豊富とはこれから新規に実限する可能の豊富でありそれは謂はば現識の豊富のことである...
中原中也 「芸術論覚え書」
...でき上ったというと新規に拵(こしら)えた意味を含んでいるから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...晩播南瓜(おそまきかぼちや)の苗床を新規に拵らへようといつて外へ出た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...新規に小説の構想を立ててみたが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...これを突返して新規に作らせるか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それどころかコンムーナへ新規に入って来る者なんぞは一月に二三キロも目方が減るぐれえなもんだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...6045全軍に新規に契約をいたさせました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...むしろ新規に書き直す方がすきなくらいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...新規に出来た政府の方針で...
柳田国男 「故郷七十年」
...新規に三百石で召し出され...
山本周五郎 「ひとごろし」
...すると、奥方は、自身わざわざ門の外まで出て来て、二人の中間を呼び、「新規に、お厩(うまや)方へ変って来られた、木下藤吉郎様じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...今日を為(な)してから新規に抱える者に対しては...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??