...全部新規に買入れねばならない不便があった...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...たとえば政治の方面にしても明治政府以来の新規にこしらえた政体というものの運営については...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また新規にはじめるにすぎまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...新規に花々しく旗挙げしたらどうだえ...
徳田秋声 「縮図」
...今の春よしを新規に名乗ることになったので...
徳田秋声 「縮図」
...生命の豊富とはこれから新規に実限する可能の豊富でありそれは謂はば現識の豊富のことである...
中原中也 「芸術論覚え書」
...新規に目附になった押原右内(おしはらうない)という男は...
久生十蘭 「鈴木主水」
...新規に小説の構想を立ててみたが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...ステーシヨン前の自動車店が新規に買ひ入れた風のやうな色彩の新台である...
牧野信一 「ブロンズまで」
...これを突返して新規に作らせるか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...漸く料理人も新規に雇入れ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それどころかコンムーナへ新規に入って来る者なんぞは一月に二三キロも目方が減るぐれえなもんだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...むしろ新規に書き直す方がすきなくらいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...新規に出来た政府の方針で...
柳田国男 「故郷七十年」
...今頃新規にそんなことを始めたら...
柳田國男 「日本の伝説」
...新規に作った布団(ふとん)の中に...
夢野久作 「白髪小僧」
...新規に引き受けた病院の仕事だの...
夢野久作 「復讐」
...すると、奥方は、自身わざわざ門の外まで出て来て、二人の中間を呼び、「新規に、お厩(うまや)方へ変って来られた、木下藤吉郎様じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
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