...今文運(ぶんうん)盛(さかん)にして新板湧(わく)がごとくなれども日本第一の大雪なる越後の雪を記(しる)したる書(しよ)なし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その新板本は幾部かの古寫本を以て...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...このごろ新板(しんぱん)の錦絵に見るそのままのいでたちで...
中里介山 「大菩薩峠」
...明応四年に新板の出来たのでも知れる...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...偶(たま/\)絵草紙屋の店に新板の役者絵が懸けてあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鶴声堂あたりの出版元から発兌(はつだ)の新板小説がようやく流行...
山本笑月 「明治世相百話」
...一流の達筆は新板ごとにあっといわせ...
山本笑月 「明治世相百話」
...お馴染の北斎には「新板往来双六」という優れたものがあり...
山本笑月 「明治世相百話」
...生々しいその新板(あらいた)と墨のにじみを凝視した...
吉川英治 「宮本武蔵」
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