...決して本当の新境地をひらくゆえんではありません...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...たとえあけくれ古人の句中につかっていてもいつしかその個人性を発揮して何人も模倣することをゆるさない自己の新境地をひらき得るのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...現代の俳句の趨向(すうこう)に反撥(はんぱつ)して敢(あ)えて新境地を開こうと努力するものか...
高浜虚子 「俳句への道」
...運命に逆らって新境地を打開する力を与えられているようでありまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...リストにもショパンにもない一大新境地を開いた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...歎くが如く喜ぶが如く甚だ単純でない所が晶子さんの開拓した明治抒情詩の新境地であるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...彼の新境地を切り開いた點では...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...また今日のごとき俳句の新境地を拓(ひら)くためには必要だったかも知れぬが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ふたたび新境地を拓(ひら)くだけの人が出なかったために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...毛唐人の中でも科学の新境地を開拓した連中の中には...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...画の上で新境地を開拓するためにはまず内に新境地を開拓しなくてはならないのである...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...全然『古今』の歌人の新境地である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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