...「新刀」を買ったんだけど、切れ味がすごくいいんだ...
...キッチンに新しい包丁が必要なら、新刀を探してみるといいよ...
...彼女は新刀を手に握りしめ、ドキドキした気持ちで挑戦した...
...新刀という言葉は、日本刀の刀身が刻まれた短冊状の紙のことだよ...
...サムライは自分で刀を作らなきゃならなかったから、新刀を完成させるまでには、何ヶ月もかかることがあったそうだ...
...叔父は「御維新」以前には新刀無念流(しんたうむねんりう)の剣客(けんかく)だつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...叔父は「御維新」以前には新刀無念流の剣客だった...
芥川龍之介 「本所両国」
...武芸では私と同じ橋本新刀流の門であったから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...新刀試(あらみだめ)しのために...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそらく、百の野郎も忘れていやがると思いますが、そいつをひとつ取り出して来て、旦那のお目にかけましょうかね」「何だい、その寝かし物というのは」「そりゃ刀でございます、名刀が一振(ひとふり)かくしてあるんでございます」「ナニ、名刀? 名刀なら有っても決して邪魔にはならねえが、名刀にも品がある、お前たちのいう名刀は、あんまり大した代物(しろもの)ではあるまい」「それがなかなか素敵で、出処が確かなものなんですよ」「古刀か、新刀か...
中里介山 「大菩薩峠」
...竜之助に取合われないものですからピグミーは、少しばかりテレたが、尺とり虫のように身を屈すると見れば、早くも刀の手もとまで飛び込んで、竜之助の柄(つか)を持っている左の手を足場にして、仔細らしく刀身の上をのぞき込み、「ははあ、五(ぐ)の目(め)乱(みだ)れと来ていますね、悪い刀じゃありません、いや、どうして結構なものです、ちょっと、この類の程度はありません――誰ですか、相州の五郎入道正宗ですか」仔細らしく、刃文(はもん)の匂いのところを見渡しているが、なおいっこう返事がないものですから、「違いましたか、五郎入道正宗というところは当りませんか、当らずといえども当り同然のところまでは参りませんか、ただし釣合いはいかがですか、それとも否縁(いやすじ)でございますか」ピグミーは、えっさっさをするような形をして、竜之助の手をゆすってみましたが、やはり返事がないものですから、「まさか時代違いではございますまい、こう見えても、新刀と、古刀ぐらいの差別はわかりますからな――五郎入道正宗でなければ、越中国松倉の住人右馬介(うまのすけ)義弘――というところはいかがです」しきりに返答を迫るが、どうしても手答えがないものだから、ピグミーも、いよいよテレきってしまって、「何とかおっしゃって下さいな、当りでなければ当り同然とか、否(いや)でなければ否縁(いやすじ)とか何とかおっしゃって下さらなければ、張合いがございません、相州の五郎入道でなければ、越中の松倉郷、こんなところはいかがです、やっぱりいけませんか」ピグミーは、竜之助の小手の上で、足拍子を二つ三つ踏みながら、「尤(もっと)も……郷と化け物は見たことがない、と人が言いますからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...新刀の名人繁慶(はんけい)も...
中里介山 「大菩薩峠」
...新刀のめざましいところを一本...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初は新刀の切れ味を試す心算(つもり)でやったのでしょうが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初は新刀の切れ味を試す心算(つもり)でやつたのでせうが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは新刀にはない味ですから...
山本周五郎 「末っ子」
...新刀で?」「そうでもねえ」「はてね……...
吉川英治 「江戸三国志」
...その男の手にある新刀は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...江戸で四谷正宗といわれる新刀鍛冶(かじ)では名人の山浦清麿(きよまろ)の手もとへ...
吉川英治 「野槌の百」
...「山浦清麿といえば、新刀でも、近世の上手...
吉川英治 「野槌の百」
...新刀の錆は、まるで質(たち)のわるい腫物(できもの)のように地鉄(じがね)の芯(しん)へ腐りこんでいる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんな新刀鍛冶の作振(さくぶり)とは...
吉川英治 「山浦清麿」
...新刀試(あらみだめ)しをいたしておきたいと主人が仰っしゃる...
吉川英治 「山浦清麿」
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