...お前なぜ死んでしまつただ?」――お住は我知らず口のうちにかう新仏(しんぼとけ)へ話しかけた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...吾が新仏教の同人諸君...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...「新仏教」明38・4...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...真新しい寒冷紗(かんれいしゃ)づくりの竜幡(りゅうはん)が二流(りゅう)ハタハタと揺(うご)めいている新仏(にいほとけ)の墓が懐中電灯の灯りに照し出された...
海野十三 「人間灰」
...新仏の上は土が被せてあるというお話でしたが間違いで...
海野十三 「人間灰」
...この村には若い女の新仏(にいぼとけ)はない筈だ...
江戸川乱歩 「鬼」
...芳三とは新仏の名であった...
田中貢太郎 「餅を喫う」
...大家(たいけ)で新仏のあるところでは...
豊島与志雄 「女と帽子」
...新仏の土饅頭(どまんじゅう)の前に立止りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新仏(にいぼとけ)の前に灯(あかり)が揺らいで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女主人(おんなあるじ)のお兼の新仏姿を調えて居りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新仏(にいぼとけ)がかならず家へ帰ってくることになっていますの...
久生十蘭 「生霊」
...それが新仏さまの成変りだといってお斎(とき)をあげて帰すのがここの風なんです...
久生十蘭 「生霊」
...新仏といったっていろいろですわ...
久生十蘭 「生霊」
...大方卵塔場の新仏の提灯でゞもあらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...新仏出世と称し乱を作(な)した(『仏祖統記』三八)...
南方熊楠 「十二支考」
...真ん中にある白い位牌(いはい)が新仏(しんぼとけ)のであろう...
森鴎外 「蛇」
...新仏は墓地を去ることがむつかしいからといって...
柳田国男 「年中行事覚書」
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