...どうかしてそこを逃れ出て新しい境地に入りたいと懊悩(おうのう)していたが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...必ずやこの歴史の流れの中にあって先人の試みて未(いま)だ達せざりし所のものを見出してそれによって新しい境地を開くか...
高浜虚子 「俳句への道」
...目標をそこに置いて年月を重ねて研究を積むことによって新しい境地はいくらでも拓(ひら)けてくるのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...そうではなくその内に一歩々々新しい境地を見出しつつあることに気づくであろう...
高浜虚子 「俳句への道」
...鋭意それによって新しい境地を拓(ひら)いてゆく人には...
高浜虚子 「俳句への道」
...趣味の上に新しい生命を得ようとする国民の要求は絶えず新しい境地を開こうとする内的衝動となって芸術家に権化せられる...
津田左右吉 「芸術と国民性」
...新しい境地を示すような作品ではない...
十返肇 「日本推理小説の曲り角」
...児童文学とも称すべき新しい境地を拓(ひら)いて...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...そうすると何かしら一つの新しい境地を見いだして...
野村胡堂 「平次放談」
...それから脱却して新しい境地に達しようと絶えず苦しい努力を續けた作家は居ないだらう...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...芸術家たちは其とは知らず一段と新しい境地の敷居に立った姿を示すのであろうか...
宮本百合子 「旭川から」
...根に新しい境地が拓けていず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全く予にとって新しい境地の開拓であった...
山本周五郎 「青べか日記」
...これらの歌が物の感じ方の新しい境地を開いているかのごとくに見えるのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...実際に一つの新しい境地を開拓する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ここに言葉の使用法における新しい境地が開ける...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...『古今』の歌人が開いた用語法の新しい境地は一方に叙情詩の堕落を激成した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??